初期アメリカの芸術、絵画を発展させた代表的な3人の画家達を解説!

どうもこんにちは!画家の岡部遼太郎と言います。

アクリル絵の具で描く絵画作品

皆さんは普段どんな国の美術作品を目にすることが多いでしょうか?

 

西洋絵画というジャンルで見ると、おそらくヨーロッパの作品が多いのではないかなーと思います。

西洋絵画の中ではかなり長い期間、フランスなどヨーロッパの国々が覇権を握っていたので、そうした場所から生まれた作品が多いんですね。

 

その一方で1787年に誕生したアメリカ合衆国でも、それほど日本では知られていませんが優秀な画家が存在していました。

美術史的に見るとやっぱりヨーロッパの絵画作品が非常に有名ではありますが、アメリカにも当時優れた芸術家は存在していたということです。

 

当時のアメリカで一番人気のあった画題は肖像画でした。

初代大統領のジョージ・ワシントンなどが描かれ、中身は政治的な色味が強いものも多かったんです。

 

公共の場に置かれる歴史画や彫刻などの需要も国家建立と共に需要が拡大していきました。

そうした芸術作品によってアメリカとその指導者をたたえる物語が劇的に表現されていったんですね。

 

今回はそんなアメリカ合衆国が建立された18世紀周辺に活躍していた画家達を紹介してみようかと思います。

ベンジャミン・ウェスト

ベンジャミン・ウェスト(1738年10月10日 – 1820年3月11日)

ー年表ー
1738年:スプリングフィールドにて生まれる
1760~63年:イタリアで絵画の勉強
1763年:ロンドンに拠点を移す
1765年:エリザベス・シューウェルと結婚する
1772年:国王ジョージ三世つきの歴史画家に任命される
1792年:王立アカデミーの会長に就任する
1820年:ロンドンで死去

 

ベンジャミン・ウェストは「アメリカ絵画の父」と呼ばれていて、歴史画家として初めて国際レベルの評価を受けた画家でもあります。

彼は植民地時代のアメリカで生まれ、ほとんど独学で絵画の鍛錬を積んだそうです。

 

ある程度アメリカの地で肖像画家としての立場を確立した後に、ベンジャミン・ウェストはヨーロッパに渡り、かつての巨匠達が残した作品を研究しました。

 

ルネサンスやバロックなどの作品を多く観たようです。
その後に彼はロンドンに拠点を移し、生涯アメリカに戻ることはなかったといいます。

 

彼の作品はロンドンのパトロン達から非常に高い支持を受け、次第に王室から制作の依頼が舞い込むようになりました。

もともとは肖像画を描いていたのですが、この頃にはそれらを描くことをやめて歴史画、神話画、宗教画を専門に描くようになっていきました。

 

また、当時の多くのアメリカ出身画家は、ヨーロッパへ行くと彼の元で修行をしたいと願ったそうですよ。

 

ジョン・シングルトン・コプリー

ジョン・シングルトン・コプリー (1738年-1815年)

ー年表ー
1738年:ボストンにて生まれる
1760年:植民地ボストンの代表的な画家として知れ渡る
1765年:初めて海外で展示されたアメリカ人の画家となる
1775年:イタリアに訪れ、後にイギリスを拠点とする
1785年:人気が衰える
1815年:脳卒中で死去

 

ジョン・シングルトン・コプリーは植民地アメリカが生んだ最も偉大な画家の1人として名前が挙げられます。

彼はその卓越した絵画の技術をほとんど独学で習得しました。

 

若い頃から肖像画家として高い地位を確立しており、1760年代にはかなりの資産を持っていたそうで富裕層とも多くの交流があったようです。

ジョン・シングルトン・コプリーの絵の特徴としてデザイン性の高さや、人物の生き生きとした描写が挙げられることも多いようです。

 

また作中には肖像画のモデルとなった人物が日常で使っているものなどを配置することで、親しみが出るように工夫されていたりします。

彼は1774年に先ほど紹介したジョン・ウェストと共にヨーロッパへと渡ります。
しかしウェストとは違いイギリスで長く人気を得ることはできませんでした。

 

彼の特徴でもあった生き生きとした人物描写も次第に衰え、1780年以降は人気も下がっていきました。

死去する頃には借金も抱えていたそうです。

 

 

チャールズ・ウィルソン・ピール

チャールズ・ウィルソン・ピール(1741年4月15日-1827年2月22日)

ー年表ー
1741年:メリーランド州にて生まれる
1766年:ロンドンでベンジャミン・ウェストの弟子になる
1776年:フィラデルフィアに拠点を移す
1782年:アメリカで初の画廊を開く。革命の英雄の肖像画を展示
1786年:フィラデルフィアにピール博物館を開く。
1794年:画家の活動を引退し、博物館の仕事に力を入れる。
1827年:死去(86歳)

 

肖像画家としてチャールズ・ウィルソン・ピールは才能を発揮しました。
特に人格描写にすぐれていた彼は、多くの革命の英雄たちを肖像画に描きました。

 

彼が死ぬまでに描いた肖像画の点数は1000点を超えていると言われています。

はっきりとした輪郭とグレーがかった色調が全体をとおした作風の特徴とも言えます。

 

ピールは多才であったことでも知られ、画家の他にも農業革命、政治活動家、発明家、自然研究者としても活躍しました。

またアメリカでは初となる大型博物館を設立したことでも有名です。
その他にもペンシルベニア美術アカデミーの設立支援を行うなど、文化活動も広く行いました。

まとめ

今回はアメリカ合衆国が誕生した時期に活躍したアメリカ出身の画家について紹介、解説してみました。

日本ではヨーロッパの画家が広く知られていますが、この時期のアメリカの画家達の活動も面白いと思いますよ。

 

時代が大きく動いた時期の芸術は、いつの時代もパワーに満ちている気がします。

ではでは今回はこの辺で!
また別の記事でお会いしましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

どうも!絵描きの岡部遼太郎です! 色々なギャラリーや百貨店の画廊などで作品を展示してます。 自分が今まで学んできたことを、絵を観るのが好きな人、絵を描くのが好きな人のために役立てることが出来ればと思っています。 最近は絵画教室の運営に力を入れていて、絵を描くスキルを身に付けたい!絵を描き始めたい!という方をバックアップしています。 よろしくお願いします^^