風景画の描き方を学べる!ジブリ背景画集「男鹿和雄画集Ⅱ」

どうもこんにちは!画家の岡部遼太郎と言います。

アクリル絵の具で描く絵画作品

皆さんはジブリの映画って好きですか?僕は結構好きです。

一番ダントツで好きなのは「トトロ」シナリオやテーマ性ももちろん素晴らしいのですが、美術の点で観ても素晴らしいなーと感動してしまいます。

あの日本の田舎の空気感には癒されます(笑)。
また、細部のリアリティと全体の懐かしさを醸し出す全体の背景には頭が下がりますね。

そして二番目に好きなのは「千と千尋の神隠し」です。
こっちはトトロと違って完全に異世界のお話ですが、なぜか懐かしい感じのする美術です。

異世界を描いてるんだけど、どこか既視感を覚えると言いますか。。
何とも言えない世界観を上手く美術で表現していて好きですねー。(美術の話ばかりしてますがシナリオも好きですよ(笑)

今回はそんな僕のジブリの世界観を支えている背景美術にまつわる一冊を紹介してみます。

「男鹿和雄画集Ⅱ」です!

こちらの画集はジブリの背景美術を手がけている男鹿和雄さんの画集なんです。

男鹿さんは日本のアニメーションの美術分野を支えてきた方です。
映画作品の美術だけでも

1973年 パンダコパンダ 雨ふりサーカスの巻 背景

1979年 劇場版エースをねらえ! 背景

1980年 劇場版まことちゃん 美術 劇場版あしたのジョー2 美術設定

1981年 ユニコ 美術

1982年 スペースアドベンチャー コブラ 美術監督補

1983年 幻魔大戦 美術 はだしのゲン 美術監督

1983年 ユニコ 魔法の島へ 背景

1984年 SF新世紀レンズマン 背景

1985年 カムイの剣 美術

1986年 時空の旅人 美術監督 はだしのゲン2 美術

1987年 妖獣都市 美術監督 ほえろブンブン 美術

1988年 となりのトトロ 美術

1989年 魔女の宅急便 背景

1991年 おもひでぽろぽろ 美術監督 うる星やつら いつだってマイ・ダーリン 背景

1992年 紅の豚 美術

1993年 獣兵衛忍風帖 背景

1994年 平成狸合戦ぽんぽこ 美術監督

1995年 On Your Mark 背景 耳をすませば 背景

1997年 もののけ姫 美術 るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚- 維新志士への鎮魂曲 背景

2000年 VAMPIRE HUNTER D 背景

2001年 千と千尋の神隠し 背景 映画 犬夜叉 時代を越える想い 背景

2002年 猫の恩返し 背景

2004年 ハウルの動く城 背景

2006年 種山ヶ原の夜 監督 時をかける少女 背景 ゲド戦記 背景

2007年 HIGHLANDER ハイランダー 〜ディレクターズカット版〜 背景

2008年 崖の上のポニョ 背景

2009年 川の光 背景 サマーウォーズ 背景

2010年 借りぐらしのアリエッティ 背景

2012年 ももへの手紙 背景

2013年 かぐや姫の物語 美術

2014年 思い出のマーニー 背景

2015年 バケモノの子 背景wikipedia

これほどの作品に携わってきた方です。これだけの作品を手がけた方の絵を見れる画集です。
そしてこの画集はただの画集とは違うんです。

この画集のすごい所は何といっても

・描き方がメイキングとして載っている!

・アニメーションの作られ方が載っている

・対談、インタビューで男鹿和雄さんの考え方などを学べる

等々、絵を描く人がよんで実践的に勉強が出来てしまうところにあるのではないかと思うんです。

これって結構レアな情報を得られる本だと僕は思います。普通の画集だったら絶対に得られない情報ですし・・。

今回はそんなおススメのこの画集を紹介していきたいと思います。

描き方まで学べてしまう画集!?

この画集はもちろん沢山の背景画が載っていて、それを見るだけでも楽しめます。
しかしただ絵が載っているだけではないのがすごい所。

なんと絵の男鹿さんの背景の描き方まで見る事ができるんです。
しかも載っているのは下書きの段階から完成までのプロセス全部です。

筆の使い方や水張り、下地など驚くほど細かい点にまで言及されていました。

文章で細かく段階ごとに説明がなされているので非常にわかりやすく、こういった美術の仕事に興味のある方から、単純に絵の描き方を勉強したい方まで必見の内容になっているのではないでしょうか?

筆や絵の具などの道具に対しても説明が書いているので、もしどんな道具を買えば良いのかと悩んでいる方も読んでみると参考になるかもしれませんね。

アニメーションの制作プロセスが見れる!

読んでいて面白いと感じた部分にアニメーション作りの中で背景がどう扱われるのか、、、。そういった部分もありました。

キャラクターセル、背景ブック、背景画がレイヤー状に重ねられて一枚のシーンが作られていく説明の部分なんかは特に面白かったです。

背景の仕事はもちろんアニメーターさんやコンテとの連携がなくては成り立たないです。
そういった別の職人さんたちとの仕事と背景がどう連携されて作品になっていくかなどの説明を見れたのは楽しかった部分ですね。

対談コーナーなどもある!

個人的にうれしい点として男鹿さんが同じく背景の仕事をされている田中直哉さんと対談するコーナーが入っている部分も挙げられます。

多分ファンから絵を勉強したい方までなるほどな~と感心してしまうコーナーだと思います。

プロとして背景画を描いていく意識や覚悟、男鹿さんの観察力について、背景画の描き込みについてなど、プロとプロの語り合いは読んでいて引き込まれるものがありました。

またこの対談の後にはコラムとしてアナログ時代からデジタルの時代へ移り変わる中での技術的な工夫などについても書かれていました。
こちらもアニメーションが好きで興味のある方は面白い内容だと思います。

まとめ

日本人なら嫌いな人はあんまりいないのではないかというくらいメジャーなジブリ作品。
その背景という大きな仕事を成し遂げてきた男鹿和雄さんの画集について書いてみました。

もはや画集という言葉で表現すると語弊があるのではないか、というくらい技術部分の説明が充実していて楽しい一冊でした。

是非ジブリが好きな方、背景画に興味のある方は読んでみる事をおススメします!

では今回はこの辺で!
また別の記事も読んでいただけると嬉しいです!

※ブログを読んでいただいているあなたへのお知らせ!

 

ただいま無料で、
絵の上達法法
絵の描き方画材の選び方など
アドバイスしています!

気軽に登録してくれると
嬉しいです!

アドバイスを受けながら
楽しく絵を描いてみませんか?



メールアドレス

※登録することで迷惑メールが届いたり

することはないのでご安心ください。

メールアドレスの情報は厳重に管理いたします。

 

※メールアドレスを解除したいときは

1分ほどで出来ます。

お気軽にどうぞ!

 

※iCloudやezwebのアドレスはメールが

届かない場合がありますので

各自のメールシステムで受信設定

しておいてください。

オンライン絵画教室の授業風景公開中!

ABOUTこの記事をかいた人

どうも!絵描きの岡部遼太郎です! 色々なギャラリーや百貨店の画廊などで作品を展示してます。 自分が今まで学んできたことを、絵を観るのが好きな人、絵を描くのが好きな人のために役立てることが出来ればと思っています。 最近は絵画教室の運営に力を入れていて、絵を描くスキルを身に付けたい!絵を描き始めたい!という方をバックアップしています。 よろしくお願いします^^