油絵とは一体何?絵の具のことから有名な絵画まで徹底解説します!

どうもこんにちは!画家の岡部遼太郎と言います。

アクリル絵の具で描く絵画作品

皆さんは絵画作品というと何を思い浮かべるでしょうか?

 

僕は子供の頃に、西洋の古典絵画が載っている本を親に買ってもらったこともあり、絵画というとそういった物が頭に思い浮かびます。

そして、その思い浮かぶものはほとんどが「油絵」です。

 

「油絵」ってどういった絵なのでしょうか?
おそらく人によって持たれるイメージが違うと思うんです。

なぜなら油絵と一口で言っても、色々な作品があるからです。
美術が発展していく中で色々な技法や考え方で多くの作品が作られてきたんですね。

 

今回は

・油絵をつくる「油絵の具」の簡単な解説

・有名な油絵作品の紹介

・油絵作品を実際に観れる美術館の紹介

などをしていきたいと思います。

 

分かりやすく「油絵とはどんなものなの?」という疑問にお答えできればと思います。
興味にある方は是非読んでみて下さい!

油絵を描くための「油絵の具」とは何?

「油絵」とはなんですか?

この問いに簡単に答えるのなら「油絵の具」で描いた絵のことです、というのが答えになるのではないかと思います。

 

では、

「油絵の具」ってなんですか?

この問いに答えることはできますか?
油絵の具をいつも使っている方なら分かると思うのですが、そうでなければサラッと答えるのは難しいかもしれませんね。

 

ここでは「油絵の具」とは何か?という質問に答えていきたいと思います。

まず油絵の具というのは「絵の具」です。当たり前ですね。
では「絵の具」とはなんでしょうか?

 

絵の具というのは

「着色することが可能で、なおかつ描かれた物の上に定着するもの」

という風に認識すれば問題ないかと思います。
では上記の条件をクリアするためにはどういった方法で絵の具を作ればいいのでしょうか?

 

これを考えるために

・色を付けるための材料

・描かれた物の上で定着する(取れない)ための材料

という二つに分けて考えてみることにしましょう。

「顔料」とは何?

まず色を付けるための材料というものに「顔料」があります。
顔料というのは粉状のもので沢山の種類があります。

 

黄色、緑色、青色、紫色、赤色、オレンジ色

など色数も豊富です。
そして顔料というのは沢山の物から作られます。

 

鉱物から作られる顔料、土から作られる顔料、花から作られる物、動物の骨から作られる物などなど。

色々なものから色の素になる顔料は作られているというわけです。

定着させるためには「ノリ」が必要!

上で解説した顔料ですが、これは粉状なのでキャンバスの上に乗せてもパラパラと落ちてしまいます。

ではどうすればイイのでしょうか?
答えは

「顔料をノリになるものに混ぜて練り合わせればいい!」

です。
そしてここが重要なのですが、ノリに何を使うか?という選択によって絵の具の種類が変わってきます。

例えば、

アクリル絵の具⇒「顔料」+アクリル樹脂(ノリの役割)

水彩絵の具⇒「顔料」+アラビアゴム(ノリの役割)

みたいな感じで顔料は変わらないのですが、糊になる役割として何を練り合わせるかによって、絵の具の種類は変わるんですね。

つまり油絵の具は・・・

つまり油絵の具というのはノリの部分に「油」を使っているのです。
一般的に乾性油と言われる油です。

「顔料」+「油(乾性油)」=油絵の具

ということですね。

 

この乾性油は描いてすぐに固まる訳ではなく、空気中の酸素と反応して化学変化を起こし、徐々に固化します。

完全に固まるまでには数年かかると言われています。

油絵の具で描かれた有名な絵画作品

そんな油絵の具が登場したのは大体600年くらい昔です。
15世紀に活躍した「ファン・エイク」という画家が開発したと言われています。

ファン・フェイクの活躍から現在まで数々の油絵作品が世に送り出されてきました。

ここでは、その中でも有名なものを紹介していこうと思います。

ヤン・ファン・エイク 「ターバンの男の肖像」

この作品は先ほども書いた「ヤン・ファン・エイク」という、油絵を発明した画家の作品です。

実はこの絵に描かれている男は、ヤン・ファン・エイクの自画像なのではないかとも言われています。

非常に完成度の高い名画をいくつも生み出した画家です。

ブリューゲル 「バベルの塔」

ブリューゲルという画家が描いた「バベルの塔」という作品です。

バベルの塔というのは聖書に出てくる想像上の建築物なのですが、ブリューゲルの他にも多くの画家が描いている題材でもあります。

色々な作家が描いたバベルの塔を比べてみるのも楽しいかもしれません。

カラヴァッジョ 「ホロフェルネスの首を斬るユディト」

カラヴァッジョは悪名高い人物としてよく知られています。
殺人の罪にも問われていたと言われています。

しかし芸術の才能には非常に恵まれていて、バロック絵画へ非常に大きな影響を残した功績があります。

ルーベンス 「聖母被昇天」

この絵は世代によっては知っている!という方も結構いるかもしれません。

アニメ「フランダースの犬」という作品の中で最終回に出てきているんですね。
この最終回は泣けるアニメの始祖みたいな感じなのでは?

聖母マリア様の魂がその肉体と一緒に天へと挙げられていく場面を描いた絵です。

レンブラント 「夜警」

レンブラントはバロック時代の中でも非常に高い知名度を誇る画家です。

バロック絵画の特徴とも言える美しく、ダイナミックな光の使い方が特徴として挙げられますね。

この「夜警」という絵はよく夜景と間違えられてしまうんですが(笑)、これはニスの劣化で暗くなっているだけで、本当はもっと明るい絵らしいですよ。

フェルメール 「真珠の耳飾りの少女」

フェルメールは日本で展示されてから知名度が一段と高くなった画家なのではないかと思います。

特にこの「真珠の耳飾りの少女」は有名です。
この前この絵がプリントされたバックが売られているのを見ました(笑)。

ちなみにこの女性像はレオナルドダヴィンチのモナリザと比較され、「北のモナリザ」と呼ばれているそうです。

フィンセント・ファン・ゴッホ 「星月夜」

ゴッホは近代美術史の中でもトップレベルの知名度と人気があるかと思います。

油絵の特性をいかした厚みのあるタッチや、鮮やかな色彩で風景から自画像など多くの題材を描きました。

巨匠達の油絵が観れる美術館

実際に油絵を見たい!という方は是非美術館に足を運ぶことをオススメします。
ここでは僕が油絵を観る際にオススメの美術館を二つ紹介したいと思います。

国立西洋美術館

一番、巨匠達の油絵を沢山見れるのが「国立西洋美術館」なのではないかと思います。

関連記事→東京の美術館は「国立西洋美術館」がおススメ!常設展や料金は?

 

世界遺産に登録されたときは結構ニュースになりましたから、美術館に興味が無い方でも知っている方は多いかもしれませんね。

僕が国立西洋美術館をオススメするのは、常設展示(いつでも観れる展示)でかなりの数の油絵が観れるからです。

 

企画展示(期間限定の展示)なんかだと機会を逃すと見れないわけですが、常に展示されているので気軽に鑑賞できますよ。

料金も

・一般の方  430円

・大学生の方 130円

・高校生以下無料

と非常にリーズナブルです(常設展の料金)。ワンコインですね。

東京富士美術館

こちらの「東京富士美術館」も油絵の傑作が多く常設展示されているのでお勧めです。

関連記事→東京富士美術館のみどころをずばり解説!割引券やアクセス方法は?

 

国立西洋美術館もそうですが、時代毎の著名な作家、作品が並んでいるので歴史に興味がある方にも是非観てほしいですね。

また料金は

・大人800(700)円

・大高生500(400)円

・中小生200(100)円

と国立西洋美術館と比較すると若干お高いですが、企画展示などと比べるともちろん安いです。

まとめ

今回の記事では油絵について

・油絵の具はどんなものなの?
・どんな有名な作品があるの?
・どこで観れるの?

という事について解説してみました。
油絵は本当に色々な作風がありますし、巨匠の作品は迫力満点なので是非実物を観てみてほしいです。

ではでは今回はこの辺で!
また別の記事でお会いしましょう!

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ABOUTこの記事をかいた人

どうも!絵描きの岡部遼太郎です! 色々なギャラリーや百貨店の画廊などで作品を展示してます。 自分が今まで学んできたことを、絵を観るのが好きな人、絵を描くのが好きな人のために役立てることが出来ればと思っています。 最近は絵画教室の運営に力を入れていて、絵を描くスキルを身に付けたい!絵を描き始めたい!という方をバックアップしています。 よろしくお願いします^^