世紀末芸術とは?特徴や有名な画家と作品を分かりやすく紹介します!




どうも!岡部です!

皆さんは「世紀末芸術」と呼ばれる美術の形式を知っていますか?
世紀末といっても北斗の拳みたいなことではありませんよ(笑)。

 

この「世紀末芸術」というのは、1890年代から20世紀初頭にかけてヨーロッパで流行した芸術の傾向を指す言葉なんですね。

そしてこの傾向のなかには、幻想的であったり神秘的な表現の作品が多く見られます。
日本でもマイナーながらも一定の人気がある画家が多いのではないかな、と個人的には思います。

 

今回の記事ではそんな世紀末芸術について、どんな特徴があり、どんな画家、作品が生まれていったのかということをわかりやすく解説していこうと思います。

「世紀末芸術」について知りたい方は是非読んでみて下さいね!

世紀末芸術って?どんな特徴があるの?

19世紀に多くの画家が、修行や画家活動を行うためにフランスへと旅立ちました。
フランスではリアリズムや印象派が隆盛を極めていた頃ですね。

 

こうした芸術を学び、母国へと持ち帰る画家も多く、保守的な地域の人々にはこうしたものが非常に衝撃的なものとして受けとめられました。

こうした経緯を通じて、多くの国が近代美術へと舵をきることになっていきました。

 

この流れの中で主流(印象派など)とは異なる、際立った個性を放つ画家が多く出てきました。
そのような芸術が、総称して「世紀末芸術」と呼ばれています。

では実際にどんな画家や作品が生まれたのか、実際に見ていきましょう!

ウィンスロー・ホーマー

ウィンスロー・ホーマー(1836年4月24日 – 1910年9月29日)

ー年表ー
1836年:ボストンで生まれる
1855~57年:ボストンで版画職人の元へ弟子入りする
1861年:南北戦争へ取材に赴く
1866年:フランスへ訪問
1873年:マサチューセッツ州で水彩画の連作に挑戦する
1883年:メイン州に定住する
1910年:死去

 

ウィンスロー・ホーマーは当時において、非常に成功した画家の1人と言えます。

荒々しい自然の描写はアメリカの開拓精神を象徴しているとして評価されました。
風景画を得意とし、特に海の風景を好んで描きました。

 

ホーマーは色々な分野で活躍し、挿絵、油絵、水彩などの仕事も手掛けました。
特に水彩技法の地位の向上に貢献したと言われています。

もともと商業版画の分野で仕事をしていたこともあり、美術の世界に入るのは遅く、フランスに渡った際に始めた印象派に触れました。

 

彼の代表作はメイン州の海辺を描いた作品群で、高度な筆使いや抽象的要素の兆しなどが高く評価されています。

トマス・エイキンズ

トマス・エイキンズ(1844年7月25日 – 1916年6月25日)

ー年表ー
1844年:フィラデルフィアにて生まれる
1862~66年:ペンシルヴァニアで学ぶ
1866~70年:欧州で修行
1876年:教職につく
1882年:アカデミーの理事へ就任
1884~85年:代表作「深みの水泳」を制作
1916年:死去

 

彫刻や写真など数多くの表現を行ったトマス・エイキンズ19世紀アメリカの画家の中でも高く評価されたアーティストです。

生前には高い評価を得ることは出来ませんでしたが、現在は当時のアメリカの生活を描いた画家として非常に有名です。

 

エイキンズはアカデミーへ通いながら、それと同時に医科大学で解剖学も学んでおり、科学的なリアリズムという作風に強く影響を及ぼしています。

彼が教鞭をとった授業では写真や解剖学も取り入れられたようで、革新的な人物としても知られています。

 

彼の作風はモチーフに対して非常に真摯に向き合い、ありのままを描き出す姿勢が強く表れていると言えます。

ジェームズ・マクニール・ホイッスラー

ジェームズ・マクニール・ホイッスラー(1834年7月11日-1903年7月17日)

ー年表ー
1834年:ローウェルで生まれる
1854~55年:海軍の地図製作者としてエッチングを学ぶ
1855~58年:パリで修行を行う
1859年:ロンドンへ移住
1874年:初の個展を開催
1879~80年:ヴェネチアを旅行する
1886年:英美術家協会会長に選ばれる
1903年:死去

 

ホイッスラーはアメリカ出身の画家で、デザイナー、版画家としても活躍していました。

ロンドンをモチーフにした作品や、卓越したエッチング作品で広く知られています。
性格は非常に闘争的でダンディーな人物として世の中から注目されていたようです。

 

アメリカ出身のホイッスラーですが、生涯のほとんどを国外で過ごしていて、主な定住地はロンドンでした。

作風は、主題を重視せずに雰囲気や色彩の構成などにこだわったものが多いです。
これは当時の芸術における習慣に逆らったためだと思われます。

 

晩期には国際的なレベルで非常に重要な芸術家として評価をうけるなどしました。

まとめ

今回の記事では個性の強い「世紀末芸術」と呼ばれる19世紀の作風について解説してみました。

観ていて飽きない画家のバリエーションがあり、とても楽しめるのではないかと思いますよ。

 

ではでは今回はこの辺で!
また別の記事でお会いしましょう!







ABOUTこの記事をかいた人

岡部遼太郎(おかべりょうたろう)

どうも!絵描きの岡部遼太郎です! 色々なギャラリーや百貨店の画廊などで作品を展示してます。 自分が今まで学んできたことを、絵を観るのが好きな人、絵を描くのが好きな人のために役立てることが出来ればと思っています。 ゲームが大好き。よろしくお願いします。