絵を描く時って結構色々な道具を使うと思うのですが、皆さんはどのような環境で描いているのでしょうか?
絵の具や筆は消耗品なので、高い頻度で交換しながら制作しないといけないと思います。
そんな消耗品のなかに僕の場合、パレットが含まれています。
パレットって分かりますよね?絵の具をチューブから出すお皿のことですね。
昔の絵なんかを見ていると、画家が絵を描いているシーンを描いた絵画が良くあります。
そういった絵の中にもパレットが描かれているので、絵の具や筆などと同じく歴史の長い道具なんだなあ、と思います。
今の時代は便利なものでパレットも色々と使いやすくなっているんです。
今回はそんなパレットについて、どんな物が売っているのか、どういった風に使えば良いのかなどについて書いていきたいと思いますよー。
パレット代を浮かせる節約術についても書こうと思うので是非読んでみて下さいね!
伝統の木製パレット!
昔の絵画とかをよく見る人なんかは、パレットというと木製の物を思い浮かべるのではないかと思います。
さて、昔の人たちは何故木製パレットを使っていたのか知っていますか?
こういったパレットが使われていたのは油彩画が過去の画家によって沢山描かれていた時代です。
この頃の油絵というのはキャンバスに下地が塗られて、さらにその上に茶色い褐色系の色が置かれることが多かったのです。
古い絵画を観察すると絵の具の隙間から茶色い色が見え隠れするものがよくあります。
つまり最初に全体を茶色く塗ってから油絵の具を乗せていったんですね。
そのため茶色い木製パレットは絵の具を乗せた時にどのように見えるかが予想しやすかったんです。
現代においては必ずしもそういった茶色い画面に描かれるわけではありませんし(むしろ少数派)、木製のパレットは使われなくなってきています。
木製の場合、絵の具が固まってしまった場合などの後片づけも面倒くさいですしね・・(笑)。
現代で最も使われているのはペーパーパレット!
おそらく今の時代では木製パレットより紙製のパレットの方が、圧倒的に使用率は高いのではないかと思います(多分)。
ペーパーパレットというのは、その名前の通り紙で作られているパレットなのですが、何故このペーパーパレットが使われているのか。
それはものすごっく便利だからなんですね。
さきほど書いた木製パレットは絵を描き終わったら絵の具を取り除くなど、掃除が必要になります。
放置しておいたらパレットの上で絵の具が固まってしまい使いにくくなってしまいますからね。たまにすごい絵の具まみれになった木製パレットを使っている方もいますが・・・(笑)。
ペーパーパレットは何枚もの紙が重なって出来たパレットで、使い終わったら一番上の使っていた部分を剥がしてゴミ箱に捨てることが出来るんです。
次に使うときは綺麗な状態で描き始めることができるんです。
木製パレットを拭いたり洗ったりが面倒くさい!時間がもったいない!という方にはペーパーパレットを強くオススメしますよ!
裏技!?段ボールで作るパレット!
貧乏くさいな~と思われるかもしれませんが、段ボールで作るお手軽パレットを紹介します(笑)。
なんだ、段ボールをパレットにするだけかと思われるかもしれませんが、そのまま段ボールをパレットにしても水分(アクリルや水彩)や油分(油彩)を段ボールに吸われてしまって使い物になりません。
ここでひと工夫するのですが、台所にあるラップを段ボールに巻いて使うんです。
これなら段ボールに水分などを吸われることなく使えます。
使い終わったら段ボールごと捨てても良いですが、また使いたいのならラップの部分だけ剥がして段ボール片はとっておけば良いというわけです。
段ボールも大切に使えてしまうわけですね(悲しい)。
まとめ
今回は使用頻度は高いんだけど以外と語られることの少ないパレットについて書いてみました。
3つほどやり方を紹介してみましたが、いかがだったでしょう?
これじゃなきゃ絵が描けない!みたいな部分ではありませんし、自分の趣味や経済状況に合わせて選べば良いのではないかと思いますよ。
ではでは今回はこの辺で!
また別の記事でお会いしましょう!
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