皆さんは普段作品を描いた後にどのように保存していますか?
ニスをかけたり保護シートをかけたりと工夫は色々できると思います。
しかし作品を誰かにあげたり、売ったりするとアナログの作品というのは手元から無くなってしまいますよね。
保存や保管というのは手元できっちり管理すれば良いというだけでなく、自分から離れてしまってからもデジタルの情報としてしっかり持っておかなくてならないんです。
作品が手元から離れた後に見返したり周りに見せたりする場合もありますからね。
今回は絵の具などで描いた作品をデジタルデータに変換する方法を
•自分で撮影する •スタジオで撮影してもらう •専用のスキャナーで撮影してもらう
以上の3点にまとめて書いてみようと思います。
目次
圧倒的に低コスト!自分で撮影!
「専門の業者さんに撮影を依頼すると、やっぱりお値段はかかってしまう・・。なるべく低いコストでデジタルデータに変換したい!」
という方は自分で作品を撮影して、デジタルデータにするのが良いかもしれません。
この場合必要なのは
・カメラ(なるべくちゃんとした一眼)
・三脚
・ちゃんと撮影できる照明
くらいです。
一眼カメラをすでに持っていたりする方はほとんどコストゼロで始められますね。
スマホなどでもカメラの性能が良いもので、画像をアップしたときにボケたりしないのであれば候補に入れても良いかもしれません。
最近はスマホでトリミングや明るさ調整のできるアプリもありますし使いようによっては上手くできる可能性もアリです。
ちなみに自分がスマホで使っているアプリはこの「camscanner」というアプリです。絵を正面から取っていない写真でもトリミングした時に自動で歪みを補正してくれるので便利ですよ!
僕は緊急で写真データにしないといけない場合は一眼レフで、又作品の制作過程を撮りたい場合はスマホのカメラを使ったりしてます。
クオリティを保ってデータ化!スタジオで撮影
きちんとクオリティを保って作品をデータ化したいという人にはスタジオの利用をオススメします。
僕も実際に作品をデジタルで保存する場合はこういったスタジオを利用します。
当たり前ですが、プロのカメラマンや充実した機材で撮ってもらう方が自分で撮影するより圧倒的に綺麗に撮ってもらえます。
ホームページや画集を作りたい方などはこういった場所でデータを作ったほうが良いですね。
基本的にスタジオに撮影を依頼する場合は事前に電話等で予約が必要な場所がほとんどです。
スタジオによってシステムは異なりますので、ホームページ等で確認してから撮影を依頼するようにしましょう。
一応僕が使ったことのある、お勧めのスタジオを載せておきます。
美術品・絵画撮影サービス|フラッグプラス
こちらのフラッグプラスは僕がよく使っているスタジオです。特筆すべき特徴として圧倒的な安さ が挙げられます。
一般的なスタジオだと一枚3000円ほどの料金がかかるのですが、こちらは一枚2000円ほど で撮影してもらえます。(ちなみに学生割引もあるので学生はさらに安い。)
画像データのクオリティも普通に印刷やインターネットで使う分には困らないクオリティだと思いますよ。
MGMフォートサービス
こちらは一枚2500円ほどで撮ってくれました。一般的な撮影料金と比べると安いと思います。
非常に緻密なデータを作ってくれるなあ、というのが利用したときの感想でした。
結構画像をアップにしても耐えうるくらいデータが大きいので大きく印刷したい方などにはおすすめです。
複製画を作りたい方にはスキャナーがおすすめ!
中には複製画を作るためなどの理由で、さらに精密なデータが必要な方もいると思います。
そういった方には絵画専門のスキャナを利用できるスタジオをおすすめします。こうした設備は普通のカメラスタジオで撮ってもらうよりコストはかかってしまいますが、これ以上にないクオリティのデータ化ができます。
参考までにスキャナに対応しているスタジオを3つほど張っておきますね。気になる方は料金やスペックなどを覗いてみると良いかもしれません。
・ジークレー版画工房HASHIMOTO
・版画工房アーティー: Artie
・近代プロセス株式会社
まとめ
色々なデータ化の方法があるかとは思いますが、今回は3つほど僕が良いと思う方法について書いてみました。
作品をデータにしておくと色々な仕事に使えると思いますし、今の時代的には必須のプロセスと言っても過言ではないでしょう。
世の中に作品を見せる道具としてデジタルデータほど便利なものも無いので是非記事を参考にしてくれると嬉しいです。
ではでは今回はこのへんで!
また他の記事も読んでみて下さいね!
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