以前
[アクリル絵の具]下地材とは?基本解説とおすすめメーカー紹介!
という記事を書きました。
アクリル系下地材の中でもよく使われる物とその使い方についての記事です。
しかし世界堂などの大手画材店に行くとこのような基本的な下地材だけでなく、さらに多くの種類の下地材が発売されています。
このような場所では製品の説明として実際に下地がどのような質感を持っているのか絵の具がキャプションに塗られていて分かりやすいので、見ているだけでも楽しかったりします。
実際に店頭でそういった例を見てみると自分の表現にあった下地が見つかりやすいかもしれませんね。
下地選びは作品制作にかなりの影響力があります。絵の具の水分をどのくらい吸収するのか、どのようなテクスチャを持っているのかなどこだわればキリが無いかとおもいます。
今回はリキテックスの製品を中心にして、特殊な下地材のラインナップを見ていきましょう!
リキテックス グラスビーズ
(画像右が着色後、画像左がそのまま塗った際の例)
この下地材の特徴は材料の中にビーズのような粒が入っている点です。
この粒は絵の具を混ぜずに塗ると透明でキラキラしています。またビーズの周りのジェル部分は乾燥すると透明でになりツヤありの質感になります。
リキテックス セラミックスタッコ
(画像右が着色後、画像左がそのまま塗った際の例)
セラミックスタッコは絵の具に混ぜると、色付きの漆喰のような質感の下地を作ることが出来ます。
細かいザラツキがあり砂っぽい感じの質感です。
また不透明でマットな質感になっています。
リキテックス ホワイトオペークフレーク
(画像右が着色後、画像左がそのまま塗った際の例)
ホワイトオペークフレークはその名の通りテクスチャとしてフレークが入っています。
フレーク部分は白っぽく、ジェル部分は乾くと透明になります。少しツヤのある感じです。絵肌としてはけっこう目立つザラザラです。
リキテックス レジンサンド
(画像右が着色後、画像左がそのまま塗った際の例)
このレジンサンドは先ほど紹介したグラスビーズのテクスチャを細かくした感じの粒々が入っています。
結構ジェルの量というか割合が多い感じです。乾燥するとザラザラ部分が半透明になり、ジェルは透明になります。
まとめ
どうだったでしょうか?
紹介していて個人的に思ったのは
「めっちゃ癖が強いな~」
これに尽きます(笑)
しかしこういったテクスチャが画面の中に必要な方は重宝するのではないかと思います。
僕も美術予備校に通っていた時代に結構色々試してみたりしました。
砂を混ぜまくったり、滅茶苦茶モデリングペーストを盛ってみたり・・・
それに加えて今回紹介したようなメディウムも使ってみたりしていたわけですが、やっぱり画面の中で効果的に使うのは難しかったです(笑)
しかし失敗を重ねることで上手くいく条件、失敗する条件がそれぞれ見えてくると思うので、できるだけ色々試すのは悪くないかと思いますよ。
では今回はこのへんで。
また次の記事でお会いしましょう~!
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