僕は美術館に行くのが好きで、見たい企画展や常設展にちょくちょく足を運びます。
過去の巨匠の作品から現代の作家まで、美術館によって展示される作品もバリエーションがあり、勉強になります。
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僕が美術館に行くのはあくまで、そういった展示が観たいからでした。
しかし最近になって国立西洋美術館が世界遺産に登録された事をきっかけに、その建築の歴史に興味が湧いてきました。
調べていくと、建築家の「ル・コルビュジエ」という人が設立に関わった事、世界遺産登録の背景など色々と学ぶ事ができました。
今回はそうして色々と調べたり勉強して知る事になった、国立西洋美術館の建築にまつわる歴史、背景について書いてみようと思います。
主に
・なんで世界遺産に登録されたの? ・国立西洋美術館の建築はどこが面白いの?
というポイントについて書いていこうと思います。
建築に興味がある方や、国立西洋美術館について知りたい方は是非読んでみて下さい!
目次
建築家「ル・コルビュジエ」ってどんな人?
先ほどもチョコっと名前が出てきましたが、国立西洋美術館の基本設計をしたのが「ル・コルビュジエ」という、フランスで活躍した建築家です。
実施設計・監理には彼の弟子である前川國男・坂倉準三・吉阪隆正らが協力したそうです。
ル・コルビュジエは近代建築の三大巨匠の1人として、
・フランク・ロイド・ライト(1867年6月8日 – 1959年4月9日)アメリカの建築家
・ミース・ファン・デル・ローエ(1886年3月27日 – 1969年8月17日)ドイツ出身の建築家
などと共に名前が挙げられるほど有名な建築家です。
彼が手がけた建築は数多く、
・ジードルングの住宅 1927
・スイス学生会館 1932
・パリ救世軍本部 1933
・ブラジル教育保健省 1936
・国際連合本部ビル 1947
・ロンシャンの礼拝堂 1955
・ブリュッセル万博フィリップス館 1958
・サンスカル・ケンドラ美術館 1958
・ラ・トゥーレット修道院 1959
・国立西洋美術館 1959
などなど、著名な建築が数多くあります。
国立西洋美術館はなんで世界遺産に登録されたの?
この世界遺産に国立西洋美術館が登録された理由というのに、ル・コルビュジエが大きく関係してきます。
先ほども書きましたが、ル・コルビュジエは近代建築の三大巨匠の1人として歴史に名前を刻みました。
彼の考え方、思想は現代の建築にいまだ大きな影響を与えています。
建築をそれまでの伝統と切り離し、合理性を追い求めるモダニズム建築の提唱者と言われているのです。(鉄筋コンクリートが使われ、装飾性のない平滑な壁面を利用するなど)
そして彼が亡くなった50年後の現代に、そのような功績が認められ、彼の建築群が世界遺産に次々と登録されることになっていきます。
国立西洋美術館はあくまでその中の1つなんですね。
登録されたのは全部で以下の17件にもなります。
・ジードルングの住宅
・クルチェット邸
・ギエット邸
・ラ・ロッシュ=ジャンヌレ邸
・ペサックの集合住宅
・サヴォア邸
・ナンジェセール
・エ・コリ通りのアパート
・ユニテ・ダビタシオン
・サン・ディエ工場
・ロンシャンの礼拝堂
・カップ・マルタンの小屋
・ラ・トゥーレット修道院
・レクリエーション・センター ・チャンディーガル
・国立西洋美術館
・レマン湖畔の小さな家
・イムーブル・クラルテ
これらを2016年に-近代建築運動への顕著な貢献-として、世界遺産委員会が世界遺産に登録したんですね。
国立西洋美術館の面白いポイント!
そのような経緯で国立西洋美術館は世界遺産に登録されたわけですが、ここではそんな国立西洋美術館の面白いポイントを紹介していこうと思います。
入口で待ち構えるロダンの彫刻作品!
入場料のかからない入口の庭部分にはロダンの彫刻作品である
「考える人」
「地獄の門」
「カレーの市民」
などが展示されています。
この中では僕は地獄の門が一番好きです。
でかくて大迫力なので(笑)。
常に名作が観れる常設展
常設展では歴史毎に分けられた美術史の中でも重要な名作が数多く見れます。
国立西洋美術館の収蔵作品数は4000点を超えており、その中から選ばれた作品が常設展に展示されているわけです。
企画展などと比べると圧倒的に空いていて、ゆったり観れますので是非足を運んでみてはいかがでしょうか?
超リーズナブルな料金
国立西洋美術館が人気な理由の1つとしてリーズナブルな料金の設定もあるのではないかと思います。
高校生以下の方は無料で無料で、大人の方は420円ほどで作品を見ることが出来ます(ワンコイン!)。
また第2、第4土曜日、文化の日(11月3日)には誰でも入場無料になります。
これは行くしかありませんね!
まとめ
今回は世界遺産にも登録された、日本が誇る美術館「国立西洋美術館」がなぜ世界遺産に登録されたのかということを中心に書いてみました。
その背景にある歴史や建築家の事を知ると、より美術館に行くのが楽しくなるのではないかと思いますよ!
ではでは今回はこの辺で!
また別の記事でお会いしましょう!
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