皆さんは美術館ってどのくらい行きますか?
全く行かない人から、よく行く人まで様々だと思います。
僕は美術館は最近はそこまで頻繁にいく事はなくなりましたが、絵を勉強しだしたときは結構な頻度で行っていたような気がします。
さて、日本で美術館や博物館の多い場所と言えば上野だと思います。
ざっと挙げてみても
・国立西洋美術館 ・上野の森美術館 ・東京都美術館 ・東京芸術大学美術館 ・国立科学博物館 ・東京国立博物館 ・東京文化会館 ・恩賜上野動物園 ・国際子ども図書館
など沢山の施設があります。
間違いなく上野の施設を1日で回りきるなんてことは不可能だと断言できます(笑)。
今回はこの中でも比較的近くに隣接している
・国立西洋美術館
・上野の森美術館
の2つについて、それぞれの特徴やどんな違いがあるのかなどについて書いてみようかと思います。
上野にある美術館に行ってみたいけど違いが分からない、どの美術館に行けば楽しめるのかなど気になる方は是非この記事を読んで参考にしてみて下さいね。
国立新美術館の特徴ってどんなところ?
国立西洋美術館は「ル・コルビュジエ」という建築家により、1959年に設立された美術館です。
2016年には世界文化遺産にも指定された、歴史のある建築なんですね。
そんな国立西洋美術館では松方幸次郎という実業家の方がコレクションしていた絵画や彫刻をメインに展示されています。
現在ではその松方コレクションに加えてルネサンス期から20世紀初めくらいまでの西洋絵画、彫刻などが購入され常設展示されています。
常設展示というのは常に展示している展示なので特別な時期でなくても、いつでもその作品を見ることが出来るんですね。ありがたいですね。
日本の美術館としては西洋絵画の巨匠達(オールド・マスターなんて言い方もします)の作品がいつでも見れる貴重な場所となっています。
もちろん期間限定の特別展示も頻繁に行われています。
国立西洋美術館の特別展示は人気のあるものも非常に多いです。
かなり前の話ですが、1964年に開催された「ミロのビーナス特別公開」という展示は4月8日から5月15日という、38日間の期間で83万人が来場するという、ものすごい人気を博していました。
これは日本の展覧会の入場者数として当時、日本最高記録を打ち立ることになったんですね。
人気の展示だと何時間も並ぶのは当たり前といった感じなので、平日に行ったりなどのしないと、割とハードかもしれませんね。
上野の森美術館ってどんなところ?
上野の森美術館は公益社団法人日本美術協会により1972年に設立された美術館です。
色々な展示や催しが行われていますが、一般の方や絵を描いている人達に向けて作られているような気がします。
というのもここでは多くの公募展やギャラリー展示が行われているからなんですね。
・VOCA展 ・上野の森美術館大賞展 ・上野の森美術館 – 日本の自然を描く展 –
などの公募展示が有名だと思います。
また特別展示だと、2008年に開催された「井上雄彦 最後のマンガ展」が非常に話題になりましたね。
入場規制があったにもかかわらず上野の森美術館の過去最大の来場者数を記録しました。
当時、テレビで長蛇の列が報道されていたのを、今でも覚えています。
結局のところ違いは何なの?
結論として国立西洋美術館と上野の森美術館の違いは
・巨匠による古典絵画をじっくり見たい人は国立西洋美術館に行った方が良い
・公募展やイベントなどに参加したい、見てみたいという方は上野の森美術館に行った方が良い
といった感じになるのではないかと思います。
もちろんはっきりとした線引きが出来るようなものではないので、自分が行きたい、興味があるという展示を見に行くのが一番ですね。
先ほども少し触れましたが、人気のある展示、イベントは非常に混み合うことがあるので、事前に土日や祝日からずらしたり工夫をすると快適に鑑賞することが出来ると思います。
夏場などに長蛇の列に並ぶとなると健康面でも危ないので・・。
まとめ
今回は沢山の施設が集まる上野のなかでも、比較的近い場所にある国立西洋美術館と上野の森美術館について書いてみました。
美術館というのは、それぞれ特色があり鑑賞出来る作品もかなり変わってくるので、事前にあるていど、それぞれのカラーを知っておくことが重要かなと思います。
もし気になる展示や美術館があるという方は是非足を運んでみて下さいね。
ではでは今回はこの辺で!
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