こんにちは!岡部です。
今回は、
「フローティングキャンバスなら額無しで
綺麗に飾れる」
というテーマでお話をしていこうと思います。
これは絵を描くときにどんなものに描いて
いるのか、
という部分で話が変わってくるのですが
普通のキャンバスなどだとどのまま飾ると
少し見栄えが悪かったりします。
というのもキャンバスの側面に釘を打って
布を固定するのが普通にキャンバスなので
飾ったときにどうしても釘が見えてしまう
んですね。
なのでそのまま壁などに飾るとむき出しの釘
が見えてカッコ悪い・・・ということなんです。
こうした問題を解決してくれるのが
フローティングキャンバスというものです。
今回はここの話を少しだけしていこうと
思います。
この話を聞くことでキャンバスの選択肢が
広がったり、
飾るのが少し楽しくなったりしますよ。
是非絵を描くのが好きな人や絵を販売して
みたい人には聞いてほしい部分です。
目次
フローティングキャンバスの構造とメリット
で、フローティングキャンバスというのは
側面に釘を打って布を固定するのでなく、
少し長めの布を裏側まで回して裏で固定
しているものです。
そうすることで表側や側面を見ても
釘が見えずに非常にカッコいい見た目に
なるわけです。
そして単純になんとなくスッキリしていて
カッコいいというだけでなく、
メリットもあります。
①側面まで描ける
②側面を見せる額装がしやすい
③壁にそのままかけることが可能
この3点ですね。
少し掘り下げて解説を加えていこうと
思います。
フローティングキャンバスは側面まで描ける
まずフローティングキャンバスは
側面まで描くことが可能です。
普通のキャンバスは先ほども言った通り
釘が打ってあるので、
側面には描きにくいのです。
釘の上から描くという荒技もありかも
しれませんが(美大生はよくやる)、
キャンバスを木枠から取ることができなく
なるわけです。
釘も当然外すわけですから、
外したら釘が刺さっていたところには
何も描かれていないような状態に
なってしまいます。
なのでキャンバスの側面にも絵を描きたい
場合は、
フローティングキャンバスを使うほうが
いいと思います。
フローティングキャンバスは側面を見せる額装がしやすい
次に額装する場合のフローティングキャンバス
のメリットです。
額というのはいくつか種類がありますが、
基本的なキャンバスを入れる額は額装すると
キャンバスと側面は見えなくなります。
そうですよね?
美術館の絵とかを想像すると分かりやすい
ですが側面は額で見えないはずです。
しかし最近の額は側面を見せることが
できるようなものも色々販売されています。
アートボックスとかいう名称とかでも
売られていますね。
こうした額の場合だと普通の釘どめの
キャンバスよりも、
フローティングキャンバスのほうが見栄えが
しますね。
せっかく側面を見せるのに釘が打たれていたら
あまり綺麗じゃないからです。
額装をどうしようか?と最初に考えておいて
フローティングキャンバスを選ぶのも
良いですね。
フローティングキャンバスは壁にそのままかけることが可能
次のフローティングキャンバスのメリットは
壁にそのままかけることができるという部分
です。
ここまででお話したように
側面が綺麗なのでそのまま見せることが
出来るので壁に額装なしでかけても
非常にカッコいいです。
現代的な飾り方だと額に入れないことも
多いですしね。
よくショールームとかのインテリアでは
額装せずにアートが壁にかけてありますが、
あんな感じですね。
結構おしゃれだと思いませんか?
僕自身としてはこういう飾り方もありだと
思います。
ただ画廊などで展示をするときは額装を
したほうが販売はしやすかったりもしますし、
ちゃんとしたところでやる場合は
額装してくださいと言われることもあります。
ここら辺は活動の方針などによっても
変わるところですね。
僕みたいに個人で販売したりすることも
考えている人であれば、
必ずしも額装が必要になることはないと
思います。
フローティングキャンバスでなくても良い
ここまでで
フローティングキャンバスなら額無しで
綺麗に飾れるというお話をしました。
額もいらないし、
側面にも描くことのできる便利な額です。
ネットなどで探すと買うことができますね。
多分普通の画材屋さんには売っていない
ので若干手に入りにくいという感じは
あります。
そこで代用としても性能の高いキャンバスが
木製パネルを利用したものになります。
木製パネルは僕がメインで使っている
キャンバスです。
丈夫な合板をパネル型に組んだものです。
これは布キャンバスではないので
側面に釘なども打っていません。
なのでそのまま飾ることもできますね。
耐久性も高くて安心して使えます。
普通の張りキャンバスを額無しで飾る方法
で、少し補足として付け加えると
普通の釘で打ったキャンバスも額無しで
綺麗に飾る方法はあります。
それは、
側面にテープを貼って釘を隠すという
方法ですね。
フローティングキャンバスやパネルでなく
普通のキャンバスに描いたけど、
額無しで飾りたい場合はこの方法を使うと
便利です。
白や黒の布っぽい質感、
マットな質感のものが合うと思います。
大手の新宿世界堂の額売り場なんかだと
キャンバス専用のテープなんかも売っている
のをみたことがあるので、
そうした専門グッツを使うのもアリですね。
もちろん少し手間なので最初から
フローティングキャンバスを使うほうが
便利といえば便利なんですけどね。
まとめ
さて今回はフローティングキャンバスの
紹介をしてみました。
このキャンバスは日本だと少し手に入り
づらくて、
通販とかで買うほうが良いですね。
海外なんかにいくと、
逆にフローティングキャンバスのほうが
メインだったりします。
きっと家に絵を飾る習慣があるので、
飾ること前提でキャンバスも設計されて
いるんでしょうね。
以前マレーシアに行った際は、
フローティングキャンバスしか売っていなくて
驚きました。
日本でももっと扱ってほしいです。
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
ではでは!
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