今回は、
「アナログ絵が評価されないと悩む人へ
アドバイスします」
という内容でお話ししていこうかなと
思います。
結構こういった悩みを持っている人は
多くいるようです。
僕個人は今まで10年以上アナログで絵を描き、
絵の販売等もしてきました。
最近では絵画教室なども運営しています。
そんな中で「デジタルをやっているけど
アナログでも描きたい・・・・
だけどデジタルのように描けない。」
という悩みを持っている人も意外と
いることに気付きました。
なので今回はアナログ絵で評価されるために
気をつけるべきことなどをお話しして
いこうかなと思います。
目次
アナログ絵を評価されるには、
「アナログ特有の知識」を覚える必要あり
で、いきなり結論から言ってしまうと
アナログ絵を評価されるためには
デジタルと決定的に違う「アナログ特有の知識」
について学ぶ必要があります。
デジタルの描き方や必要な知識とは
どうしても違う部分というのは存在していて、
そこのギャップを埋める必要があるんですね。
アナログは正直面倒な部分もあると思います。
レイヤーという便利なシステムがないので
絵の具の重ね方を学ばないといけない
ですし、
ブラシ設定もないので筆ごとの特性を
覚えないといけなかったりと違う部分が
多々あります。
といってもこれらをどうやって攻略していけば
いいのかわからない部分もあると思うので、
それを少し具体例を踏まえて
解説していこうかなと思います。
【アナログ絵の評価を得る】絵の具の重ね方を知る
これは本当にデジタルで描く場合と違う部分
なんですね。
デジタルだとブラシ設定やレイヤーの設定が
ありますが、
アナログで描く場合は設定一つで変更できる
訳でもありません。
また、一度絵を描き終わってから
コントラストや明るさを一度に変更したりも
出来ません。
絵の具の扱いで調整しなくてはいけません。
こうした部分でデジタルでは特にそこまで
考えていなかった部分を、
アナログで描く場合には気をつけないと
いけなくなったりします。
そうした意味で少し難易度が高いと
感じてしまっても仕方ない部分はあるんです。
やはり絵の具の使い方になれるという部分は
避けては通れません。
ここを勉強する1番良い方法、
僕が行ってきた学習方法というのは
「実際に絵を観察する」これが1番です。
というのも絵の具の重ね方というのは
非常に物質的な部分なので、
実際にどうやって絵の具が重なっているのか、
肉眼で本物の絵を見るのが手っ取り早く
学べるんですね。
・どんな色を下地に使っているのか
・どのくらいの厚みで絵の具を重ねているのか
・透明色、不透明色をどう使い分けているのか
このような部分ですね。
もちろんいきなり正確に知ることは難しいと
思います。
なので実際に見て、
「こういう風に絵の具を重ねているのかな?」
みたいに自分なりに考えて、
実際に自分でキャンバスの上に試してみたり。
そんな方法で1つ1つ知識を増やしていけば
良いと思います。
【アナログ絵の評価を得る】筆の使い方を知る
絵の具の重ね方だけでなく筆の使い方
というのもデジタルとはかなり異なる部分
だったりします。
アナログで描く場合、
筆それぞれに使われている毛の種類が
違ったりします。
また形状もかなり種類があって、
1つの筆だけでも様々なタッチを出すことも
できます。
これらを知るためには実際に画材屋さんに
行くのが一番ですね。
というのは毛の種類や硬さなどは
実際に触ってみることでリアルに知ることが
出来ます。
いくら文章の説明で
「豚の毛は硬いです」とか
「ナイロンはコシがあり含みがいいです」
とか言われても分かりづらいですよね。
なので実際に画材屋さんで触ってみたりして
確かめると感覚がつかみやすいです。
そこで気になる筆があったら買ってみて
キャンバスの上で実際に使ってみましょう。
どんなタッチになるのか、
コシはあるのか?
含みは良いのか?
そんなことを実際に触りながら知ることで
学びになっていきます。
やっぱり人から説明を受けるだけでなく
自分で実際に使うというのは違いますからね。
僕も実際色々な筆を実際に使うことで
かなり多くのことを学べました。
今では使う筆はほとんど固定ですが
色々試したおかげで自信を持って今の筆を
使うことができています。
【アナログ絵の評価を得る】画材の知識を深める
デジタルで絵を描く際はやはりソフトの使い方
を覚えないといけませんが、
アナログでも道具に当たる画材の知識は
あるにこしたことはありません。
一言に画材といっても色々なものがあります。
・絵の具
・筆
・キャンバス
・下地材
・溶液
などなど挙げたらキリがないです。
しかも色々なメーカーが販売しているので
特徴の違いもあったりします。
こうした部分は画材の知識を深めるという
意識で勉強しても実際はそこまで役に
立ちません。
これらの知識があっても絵が描けるか
どうかとは別の部分の問題だからです。
だからこそ実際に描いていきながら、
画材を使いながら覚えていくのが効率的にも
良いんですね。
何か上手くいかない時に画材を調べたりして
知識が自然と増えていくみたいな感じで
良いんですね。
僕も実際そうしたりしていました。
結局上手く描けるための知識でないと
意味がないですからね。
【アナログ絵の評価を得る】色々ありすぎて手のつけ方が分からない
ここまでアナログ絵を評価されるために
必要な知識をお話ししましたが、
実際にデジタルをやっていた人がアナログで
描くためには何が必要なのかという部分も
掘り下げてお話ししようと思います。
というのもアナログはデジタル以上に
道具が多すぎて手をつけるのが難しいと
いう人も一定数いるからです。
タブレットとソフトとパソコンがあれば
デジタルは描けますからね。
僕は基本的にシンプルに考えることを
オススメしています。
・絵の具
・キャンバス
・筆
この3つがあれば基本的に絵は描ける
からです。
もちろん画材を見だしたらキリはないです。
本当に色々なアイテムがあります。
僕自身まだ使ったものがないものも
もしかしたら色々あるかもしれません。
だからこそ最初はシンプルでOK。
筆に絵の具を取ってキャンバスに乗せれば
絵は描けます。
【アナログ絵の評価を得る】どのメーカーで揃えれば良い?
では、ここからは少し掘り下げて
「どのメーカーやお店で揃えれば良いのか?」
という部分もお話ししていきます。
色々とメーカーなどはありますし、
これから描くという人は選ぶのに困ると
思うのでここはお話しした方が良いのかな
と思いました。
具体的に
・絵の具
・筆
・キャンバス
この3つに絞ってお話ししていきます。
【アナログ絵の評価を得る】リキテックスのアクリル絵の具
絵の具は基本的にリキテックスの
アクリル絵の具をオススメしています。
リキテックスのアクリル絵の具は
品質も安定していて、
価格帯も選びやすいシリーズがあるので
これからアナログで描き始める際にも
ちょうど良いと思います。
これから始める方には
リキテックスベーシックという安価な
シリーズもあるのでオススメしています。
ある程度本腰を入れて描いていく際には
リキテックスプライムというブランドを
オススメします。
透明度が高く、発色も素晴らしいので
是非使ってみることをオススメしています。
【アナログ絵の評価を得る】ナイロン製の筆
アクリルで絵を描いていく際は
ナイロン製の筆を基本的にオススメして
います。
ナイロンは他の動物毛の筆よりも
安価で品質も良く使いやすいんですね。
初心者のうちは上手く扱えないこともあり
買い替えなども頻繁に行うこともあると
思います。
そうした場合購入しやすい金額というのは
非常に魅力的だと思います。
またちょうど良い腰も含みもあるので
水彩画的にも油彩画的にも使えるという
特徴もあるんですね。
なのでまずはナイロン筆から使い始めるのを
オススメしています。
【アナログ絵の評価を得る】キャンバスの選び方
キャンバスは特にブランドやメーカーは
気にしなくても良いのですが、
油彩、アクリル画両用のキャンバスを
オススメします。
キャンバスの中には油絵専用のものも
あったりします。
油絵の具で下地を作っているような
キャンバスですね。
アクリル絵の具などは油性面には塗れないので
基本的にはアクリルなどでも使えるキャンバス
の方が使いやすいと思います。
これらのキャンバスはそこそこ大きい
画材屋さんに行けば販売しているので
是非探してみてください。
【アナログ絵の評価を得る】欲しい画材が見つからない
こういう感じで画材を紹介すると
たまに使いにくい、見つからないという
声も聞いたりします。
たしかに画材屋さんってそんなに
どこにでもあるわけじゃないし、
地方だと見つかりにくかったりもします。
こうした場合は基本的にネット通販を
使うと良いのかな、と思います。
実店舗だとどうしても行くのに時間が
かかったりしますからね。
画材は基本的に消耗品なので
ネットで買うと非常に便利になります。
個人的にはtoolsというお店の通販は
オススメです。
扱いの少ないリキテックスの製品なども
扱っているので、
絵の具が揃えやすかったりもします。
もし気になる方は是非みてみてください。
まとめ
さて、今回は
アナログ絵が評価されないと悩む人へ
アドバイスします、というテーマで
お話ししてきました。
是非参考にしてみてください。
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
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