今日は絵を描いた後の「サイン」について
どのような考え方があるのか、
僕がどのようにしているのかということを
お話ししていこうと思います。
皆さんは絵画作品を見るときに作品の
サインについて注目したことはありますか?
昔の作品を美術館などに出かけて観察してみる
と画面の端っこに書いてあることが多い
と思います。
なのでほとんどの人が描き終わった後に
画面の上にサインをしないといけないと
思い込んでいる場合が多いです。
しかし現代のアートだと必ずしも画面に
サインがしてあるとは限らないんですね。
実際に僕も画面にサインを書いたことは
ありません。
今回はサインの方法や考え方を3つほど
紹介していこうと思います。
①サインを画面上に描く場合
②サインを画面上に書かない場合
③作品情報の記入について
この3つについてですね。
絵を描く人はここら辺を知っていると
仕上げがかなり楽になるんじゃないかなと
思いますよ^^
絵を描いた後のサイン①画面上に描く場合
まずサインを画面上に描く場合について
ですね。
これは今までの時代の絵を見ても一番
オーソドックスな方法と言えると思います。
日本で描かれた昔の絵でも烙印はありますし
西洋の絵でもサインは書かれていますよね。
もしサインをどうすればいいのか分からない
場合は画面の上に書くというのが、
一番普通の方法だと思っておいて良いでしょう。
しかし一言でサインといってもデザイン面で
考えないといけない部分はありますよね。
漢字でただ普通に名前をフルネームで書く
というのもカッコよくないですからね。
(別に良いっちゃいいんですが)
こうした場合はサインを代わりに考えてくれる
会社のサービスを使うというのも1つの手
です。
自分の名前からサインをデザインしてくれる
サービスを提供している会社ってあるんですね。
「サイン デザイン」などでググって調べれば
いくつも出てきますよ。
自分でデザインする自信がない場合は
こうしたところを利用してみましょう。
あとは書き方ですね。
筆で文字を書くのって慣れてない人には
少し難しいです。
これは絵の具を多めの水(油絵の場合は
オイルですが)で溶いて、
インク状にしてから先の細い筆で書くことで
文字も書けるようになります。
是非試してみてください。
絵を描いた後のサイン②画面上に書かない場合
サインを画面上に書かない場合についても
お話ししていきます。
先ほど少し話しましたが、
最近では画面上にサインを書かない絵
というのも結構あります。
現代美術にあたるペインティングなどでは
結構あるんじゃないかと思います。
僕の作品についても画面にサインは書きません。
理由としては3次元的な空間を描いた絵の上に
2次元の文字という情報を加えたくないから
ということです。
これについては各々の絵に対する考え方や
仕上げの好みもあるので、
完全に自分で決めて良い部分だと思います。
といっても全くサインをしないというわけでも
ありませんよ。
僕の場合、パネルに絵を描いているので
裏の部分に書いています。
裏なので目につかずにサインを書けるということ
です。
絵の表面にサインを書きたくないという人は
裏に書くのもありです。
絵を描いた後のサイン③作品情報の記入について
作品情報の記入についてということですが、
これは制作年や使った素材、タイトルなど
のことです。
これはサインとは違い、
ほとんどの人が画面の裏に記入します。
これはシールの上に書いて貼るというのも
ありですし、
パネルなどの直接書ける素材なのであれば
直に記入するのもありかなと思います。
僕は直に書いてしまうという場合も
ありますね。
シールだと剥がれてしまいそうなので。
あと、これは忘れがちですが額の裏にも
こうした情報は書いておくのが一般的です。
先ほどと同じく
制作年や使った素材、タイトルなどの情報
ですね。
額裏に書く場合は直に書かない方がいいので
シールを使う場合が多いです。
額は他の作品と取り替えたりする場合も
あるので直に書いてしまうと代えが効かなく
なってしまうんです。
これは地味ですが覚えておくと良いと思います。
まとめ
さて今回は
・サインを画面上に描く場合
・サインを画面上に書かない場合
・作品情報の記入について
の3点についてお話ししてみました。
これって直接作品の出来には関わりが
ないんですが、
最後の仕上げとしては意外と大事な部分
だったりします。
といっても僕の場合個展の前でバタバタして
いたり疲れていたりすると、
たまに忘れそうになってしまったりする
んですけどね・・・笑
あと作品情報の部分については長く絵を
描いていると何年に描いた作品なのか
自分でも分からなくなってしまうので
自分のためにも描いておいた方がいいと
思います。
では今回のお話はここまでです。
今日も元気に頑張っていきましょう!
✅電子書籍「絵の仕事で生活するためのロードマップガイド」
✅ビデオ講座「アクリル画技法無料講座」