今回は、
「画力の変化を体験するために画像を
残しておこう」
と言うテーマでお話ししていこうと思います。
自分の成長や変化を見るのに1番良いのは
昔の自分の作品を見返したりすることだと
思います。
僕自身も絵を描き始めた頃の作品も
一応画像にしてHDDなどに保存してあったり
します。
こうすることで過去の作品と今の自分を
客観的に見ることができて、
上達に役立てることが出来ました。
これは結構重要なことで、
過去との変化や、今の自分の状況を
見ることが出来ない人はそれだけで
成長が遅くなりがちです。
今回の話を聞くことで、
どのように過去作品と向き合うべきか、
どのように活用するべきか分かるので
グンと絵の上達速度も上がると思います。
是非参考にしてください。
目次
【画力の変化比較】どのような振り返り方をするべきか
結論を最初に言ってしまいますが、
1番大事なのは「振り返り方」になります。
何に注目して過去作品を見るべきか、
どんな部分を今の時点と比べるのかという
のが大事になってきます。
で、その要素というのは3つほどあります。
・作品の方向性
・作品の技術
・作品の流れ
この3つですね。
ここを意識していくことで、
より作品をよくするために客観的に
なることができます。
では実際に具体的にこの3つの要素について
お話ししていこうと思います。
画力の変化を記録する理由①作品の方向性
で、過去作品を振り返る際に見て欲しいことの
1つが作品の方向性ですね。
いくつも作品を描いているとその都度作品に
違う方向性が出てたり、
この作品はいつものとは違うぜ!みたいな
ものも出てくると思います。
僕自身昔は色々な作品を描いたりしてました。
今でこそ空想的な風景画を描くことが
多いですが、
前は現代美術的な抽象画やよくわからない
変な絵も色々描いてました。
いくつも色々な方向性の絵を描いたり
していたんですね。
そうした中でたくさんの絵を描いていると
中にはしっくり来るものがあります。
自分はこの絵を描いているときはすごく
楽しかったなぁ、とか
この絵は自然体で長い時間取り組むことが
できたなぁとかそんな感じです。
そういう意味で作品の方向性という部分を
しっかり考えるためにも、
画像等に残しておいて後から客観的に
見返すというのはとても大事な行為に
なってきます。
今描いている作品も後から見たら、
意外とこの方向もアリかも・・・みたいに
思えるんじゃないかと思うんですよね。
画力の変化を記録する理由②作品の技術
画像として残す理由の一つに
「作品の技術」という部分もあったりします。
つまりどのような方法で描いていたのか、
どのような技法を研究していたのかという
ところを後から見返すということですね。
これも結構大事な部分です。
例えばある程度自分の絵の方向性が固まって
いる人でも、技術的な部分では常に変化を
続けながら描いている人は多いです。
僕も作品の方向性がある程度定まった後も
アクリル絵の具だけで描いている時期や、
アクリル絵の具と油絵の具を組み合わせて
描いている時期、
エアブラシを導入してみた時期など
使っている描き方は色々変化しています。
そうした部分は画像などで改めて客観的に
みてみると、
この時期の描き方、技法は結構良かったかも
とかそういう振り返りが出来ます。
そうすることで自分がどういう技術を
取り込んで描き方を固めていくのかという
部分も考えられるようになっていきます。
画力の変化を記録する理由③作品の流れ
で、次に作品の流れを見ることができる
というメリットもあります。
これは自分の成長という意味だけでなく
絵を描く際の自分でも気付きにくい
ルーチンなどに気づくキッカケになります。
例えば青い絵を描いた後は赤色の絵を
描くことが多いとか、
細密な絵を描いた後は気楽なスケッチや
抽象画を描いている・・・みたいな普段
自分自身でも意識していないような部分に
気づくことがあります。
僕だったら鮮やかな絵を描いたら少し
色味を抑えた絵を描いていることがあったり
します。
こうした部分は自分の制作意欲や
モチベーションを保つために無意識に
行なっていることも多いです。
同じような絵ばかり描いていたら誰でも
飽きるし、このような流れはきっと誰しも
持っていると思うんですね。
なので客観的に自分のルーチンについて
知っておくことで、
自分のモチベーションが下がった時に
コントロールしやすくなります。
【画力の変化比較】作品画像の効率的な残し方
ここまでで画像として作品をちゃんと
残しておくメリットについてお話し
しました。
この話をすると「作品画像の残し方」
について質問を受けることがあります。
どういう方法で画像を残すかということです。
で、ここについてはクラウドを使うのが
1番便利で効率的だと僕は考えています。
クラウドというのはネット上にファイルを
アップロードして保村しておけるサービスです。
クラウドを提供しているサービスはいくつも
ありますが、個人的にはGoogle フォトが
一番いいのかなと思います。
容量無制限で使えますし、
画像の保存だけならこれ以上にないくらい
便利です。
アプリなどもあるのでスマホからいつでも
作品画像を見返したりすることもできます。
気になる方は是非使ってみてください。
https://www.google.com/intl/ja/photos/about/
【画力の変化比較】画像に残すメリット「コンテンツにできる」
さて、ここまでで作品画像を保存しておく
メリットや便利な保存方法について
お話ししました。
で、ここからは少し掘り下げて
他の部分のメリットについてもお話しします。
これは現在ホームページを運営していたり、
SNS等に取り組んでいる人には是非やって
みて欲しい部分にもなります。
それが過去の自分の絵と現在の絵を比較
するような「コンテンツ」を作るという
ものです。
具体的にいうと
「成長記録」みたいなことですね。
これは他の人からしたら結構見たいと思う
コンテンツだったりします。
・現在上手い人が昔はどんな絵を描いていた
のか知りたい
・今の絵になるまでにどんな変化があったのか
知りたい
このような需要は常にあるからです。
ここらへんをコンテンツとしてSNSにアップ
したりホームページに記事として載せる
というのはよりファンを増やすために
いい戦略なのかなと思います。
【画力の変化比較】興味を持ってもらえるほど上手くない
この話をすると
「自分はまだそんな興味を持ってもらえる
ほど上手くないから公開しても意味がない」
という方もいます。
しかしそこはそんなに気にしなくていいです。
なぜならまだ上手くないひとから
親近感を持ってもらえる可能性も
十分あるからです。
なので1年に1度とかでいいので
成長記録として〇〇年の絵、〇〇年の絵
みたいな感じで代表作をアップしていくと
いいと思います。
これは自分のためにもなりますしね。
1年でどれくらい成長できたのか
というのがわかりやすいですし、
是非こうした部分のコンテンツは
作って欲しいと思います。
まとめ
さて、今回は
「画力の変化を体験するために
画像を残しておこう」という話をしてきました。
実際過去の作品を見返すというのは
成長に不可欠なので、
もし今までやっていなかったという方は
今からでもやってみてください。
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
ではでは!
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