僕は最近、大量の画材をわかりやすく整理するために100均で棚やカゴになりそうなものを物色してました。
100均を見ていると絵に使える道具や画材なども売っていることに驚かされます。
もちろん品質的には値段相応のものだとは分かっていますが、100円で画材が変えてしまう環境があることにビックリしてしまいますね。
もし高い絵の具で描き出す前に、安く練習したいという方がいればこういった場所で画材を買ってみるのもアリかもしれないです。
さてさて、今回の記事では「ラファエロ」というルネサンス期の超有名画家について解説してみようかな、と思います!
天使や聖母の絵で有名なラファエロがどんな画家だったのか、興味のある方は是非最後まで読んでいただければと思います!
ラファエロのプロフィール
生没年・・・1483年4月6日 – 1520年4月6日
出身地・・・ウルビーノ
活躍した地域・・・フィレンツェやローマ
作風・・・盛期ルネサンス
パトロン・・・教皇などの重役
家族・・・独身。父親が宮廷専属の画家だった
ラファエロってどんな画家?
ラファエロはルネサンスの三大巨匠の一人として名前を残しています。
三大巨匠と呼ばれているのは、
・レオナルド・ダ・ヴィンチ
・ミケランジェロ
・ラファエロ
の三人ですね。
また、ラファエロは他二人よりもかなり若かったんです。
にもかかわらず非常に豊かな才能を発揮し、容姿も良く、非常に優しい性格だったそうです。
彼は、「美しい女性像を描くために、実際に多くの美しい女性を観る事が必要だ」と言葉を残しています。
非常に女性から人気のあったラファエロは浮気性であったことも知られているようです。
しかしながらラファエロは一度も結婚をすることはなく、生涯独身を貫きました。
一度婚約はした事はあるそうですが、結婚の前に相手が亡くなってしまい、
その後は恋人はいても結婚することは無かったんですね。
非常にモテたラファエロですが、多くの恋人の中でも特に彼が気に入っていたとされる女性の肖像画が残っています。
タイトルは「ラ・フォルナリーナ」と呼ばれています。
この絵の女性の腕輪には「ウルビーノのラファエロ」と彫られており、さらに指輪はラファエロとの結婚を想起させるものだとされています。
モデルとして有力なのはマルゲリータというパン屋の娘だそうです。
重役の人々から重宝されたラファエロの絵画作品
フィレンツェの芸術を支えていたのが、当時フィレンツェの実質的な支配者として君臨していたメディチ家です。
しかしメディチ家が衰退しだすと芸術の中心地はローマへと移っていきました。
この期間を一般的に「盛期ルネサンス」と呼んだりします。
そして教皇庁が莫大な資金を元にして芸術家達を支えていたんです。
中でも特にパトロンとして有名なのがユリウス2世とレオ10世という人物でした。
この2人がパトロンとして活躍したのがルネサンスの最盛期だったというワケです。
この2人の教皇から特別愛され重宝された芸術家がラファエロでした。
ユリウス2世からの依頼ではヴァチカン宮殿に「アテネの学童」を描き、建築家としての仕事も任されていたようです。
このような仕事を経てラファエロは頭一つ抜き出た活躍をしていたということです。
ラファエロの有名作品「サン・シストの聖母」を解説!
ラファエロの作品の中でも有名なのが「サン・シストの聖母」という作品ですね。
この「サン・シストの聖母」は教皇ユリウス2世の墓碑の装飾として描かれたもので、サン・シスト聖堂に長いこと設置されていた作品です。
この絵の中心である聖母子の右側にいるのが聖女バルバラです。
死者を弔う存在ですね。
また、左にいるのが教皇シクストゥスです。
シクストゥスはユリウス2世を輩出したデラ・ローヴェレ家の守護聖人だそうです。
ラファエロ自身は50点以上の聖母子像を描き上げたとされていますが、この作品は最期の大作としても知られているんです。
ラファエロは聖母子の絵を生涯にわたって描き続けました。
そのため、聖母子の画家とも言われることがあります。
ラファエロの聖母子像の特徴としてよく挙げられるのが、人間味のある暖かい聖母子像だという点です。
もちろん崇高さはあるのですが、それ以上に血の通った親子としてのイメージを強く打ち出しているんですね。
ここに描かれた天使像は結構有名で観たことのある方も多いのでは?
ラファエロが作り出した聖母子像のイメージは後の画家へ強い影響を残しました。
また、同時代の巨匠であるレオナルド・ダ・ヴィンチやミケランジェロなどの良い点(モデルのポーズ、安定した構図など)を吸収しつつもオリジナルなものへと昇華させているのが素晴らしいですね。
まとめ
今回の記事ではラファエロの作品やどんな人物だったのかという点について分かりやすく解説してみました。
ラファエロはルネサンスの三大巨匠とされるほど有名で、聖母子像は彼のトレンドマークといって過言ではないでしょう。
ではでは今回はこの辺で!
また別の記事でお会いしましょう!
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