以前、
という記事を書きました。意外と自分の使っている絵の具のことでも分からないこと、知らないことってありますよね。
僕はどちらかというと、技術的な部分が気になって絵を見たりするタイプの人間なので、正直あまり歴史についてはそこまで興味がありません(笑)。
それでも、知っていると実際絵を描く上で役に立つ部分があるのも事実です。
僕は絵を描いていくわけなので、過去の人たちがどういった風に画材を使っていたのかは気になります。
盗める技術も見つかるかも!
というわけで過去にアクリル絵の具を使っていたアーティストについて書いていこうと思います。
今回はアクリル絵の具を使ったポップアートの巨匠、
・アンディー・ウォーホール
・ロイ・リキテンスタイン
について書いてみます!
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ロイ・リキテンスタイン(1923年10月27日 – 1997年9月29日)
アメリカのポップアートを牽引した超有名アーティストです。
太い輪郭線と三原色のべた塗り、また陰影などはすべてドットの集まりで表現されています。
漫画のキャラクターや有名人を描いた絵が有名ですね。中学生時代の美術教科書にはでっかく作品が乗っていたので結構強く印象に残っています。
印象派やそれ以前の古典絵画が美術作品だと思っていた中学生の自分にとっては、絵画作品に漫画のキャラクターが描かれていて、吹き出しとセリフまで入っているのだから結構衝撃的でした!。
そして60年前からこうした漫画を絵画作品に組み込む表現があるにもかかわらず、いまだに村上隆などのポップアートが「前衛的」みたいな評価をしている人が多い日本は遅れているなぁ、と思ってしまいますね(笑)。
ちなみにリキテンスタインは現在のような水溶性のアクリル絵の具ではなく、溶剤(テレピン油)によって溶かすタイプのアクリル絵の具で制作をしていたみたいです。
アンディ・ウォーホル(1928年8月6日 – 1987年2月22日)
アート史の中でも知らない人がいないくらい有名な作家です。
1960年代に流行したポップアートの第一人者です。
それまではほとんどの画家が油絵の具をしようしていましたが、このくらいの時代からアクリル絵の具が使用されるようになってきました。
彼はシルクスクリーンで大量に作品を量産する手法で制作を行っていました。
シルクスクリーンというのはオリジナルTシャツを作るときに使うアレですね。
彼の作品で最も有名なのはやっぱりキャンベルスープの絵なのではないでしょうか。
モチーフは当時の人々にとってのなじみ深い日常品などが多いです。
ポップアートは資本主義社会の中での大量生産、大量消費をテーマにしている部分があるのでこういったモチーフは度々出てきます。
ちなみに僕はバナナの絵が好きです。普段気にすることなく食べて捨てるバナナが大きく描かれていてクスッときます(笑)。
あ、あとマリリンモンローの絵も有名ですね!
まとめ
簡単にですがアクリルを使ったポップアートの二大巨匠について書いてみました。
僕は漫画やアニメがとても身近にある存在なのでポップな作品は共感できて好きです。
やっと日本でも、60年くらい遅れてですがポップアートがメジャーになりつつありますね。
こうした時代があったからこそ今の僕たちがアクリル絵の具を自由に使えるのだと思うと感謝したい気持ちになりますね。
ではでは今回はこの辺で。またお会いしましょう!
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