今回は、
絵描きのための「ポートフォリオ」の
作り方を解説していこうかなと思います。
ポートフォリオっていうのを知らない方も
もしかしたらいるかもしれないのでまず
解説しますね。
ポートフォリオっていうのは簡単に言って
しまえば自己紹介のための資料です。
自分について書いてある資料ですね。
絵描きさんはこうしたものを展覧会の時に
会場に置いておくのが習慣というか習わし
みたいになっています。
クリアファイルなどに印刷したものを
入れてファイリングしておくようなイメージ
です。
僕もこうしたものは展示会場に置いてあって
来場してくれた人が自由に見れるように
しています。
でもこのポートフォリオってまだ展覧会を
したことがないという人からしたら、
どう作ったら良いのか、
そんなことを書けば良いのか分からない
と思うんですね。
なので今回はここら辺を少し詳しくお伝え
できればと思います。
まず大まかに載せるべき情報というのが、
①作品の情報
②略歴(経歴)
③作品のテーマなどの解説文
④作品の作り方などの資料
⑤価格表
このような感じですね。
ここら辺をしっかりとポートフォリオに
して作ればそこまで間違ったことには
ならないと思いますよ。
といってもこれだけでは分からないと
思いますので、
掘り下げて解説していこうと思います。
目次
画家・絵描きの「ポートフォリオ」の作り方①作品の情報
まず一番大事なのが作品の情報ですね。
・作品の画像
・作品タイトル
・作品に使っている技法
・作品の大きさ
などを1枚の紙に乗せて印刷すれば
大丈夫です。
作品集のようなイメージですね。
展覧会に来てくれた人からしたら昔の作品や
他の作品も見たいと思うのは当然なので、
こうしたものも用意しておきましょう。
僕の場合、こうした作品集を見た方が
この作品が欲しい!と言ってくれることも
あります。
そうした場合は受注という形でもう1枚描く
ということもあるので、
作品画像などの情報は結構大事だと思います。
画家・絵描きの「ポートフォリオ」の作り方②略歴(経歴)
次に略歴ですね。
略歴といっても履歴書みたいな感じではなく
今までどんな感じで展覧会をやってきたのか
ということを簡潔にまとめておけば問題
ないです。
出身大学くらいは書いておいても良いかも
しれませんね。
僕の場合であれば、
出身大学と卒業した年と開催した展覧会と
年、開催場所を羅列して書いています。
あと生まれくらいですね。
他にも何か絵の賞などをもらったことが
あるのであればそれも書いておいていいと
思います。
意外とこうした略歴の「場所」の情報は
大事だったりします。
生まれた場所、展覧会の場所、大学の場所
などですね。
見る側と馴染み深い場所がある場合、
それをネタにして話が広がったりも
するんですね。
〇〇出身なんですね!みたいなことですよね。
画家・絵描きの「ポートフォリオ」の作り方③作品のテーマなどの解説文
あとは作品を作っていく上での
テーマやモチーフなどについても
解説があるといいと思います。
展覧会をする時に会期中、全日程会場に
いるのであれば自分で解説等をできるかも
しれませんがそうでない場合なにかしら
作品についての資料があると便利です。
作品がパッと見てめちゃくちゃ分かりやすい
とかなら良いんですが、
そこまで分かりやすくなのであれば
なおさら説明は必要です。
また意外と絵を描いている人は自分の作品を
言語で説明するのが苦手な人が多いです。
そうした人はこうした機械に自分の作品を
文字できちんと説明できるようになって
おいた方がいいです。
中には作品の説明なんか必要ないと
いう人もいますが、
たいていは文字で説明する能力がないだけ
の場合が多いです。
見る側からしたら言語で説明しないと
分からない場合がほとんどですので
文字化はできた方が良いです。
といっても会期中訪れる人が多いと全員に
喋って説明するのはかなり大変です。
自分も全員に説明できるわけじゃないです。
なのでこうして何かしら資料を置いとくのも
1つの手ですね。
画家・絵描きの「ポートフォリオ」の作り方④作品の作り方などの資料
次に作品の作り方などの資料です。
作品が出来上がるまでの工程などを
資料にしておくと、
より鑑賞者との距離が縮まると思います。
まぁ、この手の資料は必ず用意しないと
いけないようなものではないです。
あったら便利くらいの感覚です。
また中にはもしこうした資料を用意する場合、
実際に制作に使う筆や絵の具などを
会場においておく人もいますね。
こうした道具で描いています!
という感じで解説の時に実際に見せることも
できるので便利です。
見る側というのは絵に詳しい人ばかりでは
ないですし、
絵の具などのことを言葉で説明しても
伝わらないことは多々あります。
そういう時に実際に絵の具などを見せて
解説すれば、
非常に伝わりやすいんです。
必須ではないですがあると良いかなという
感じですね。
画家・絵描きの「ポートフォリオ」の作り方⑤価格表
あとは価格表もあると良いでしょう。
絵の大きさごとなどに分かりやすく価格帯を
伝えられるように、
作っておく表のことです。
大体〇〇号は〇〇万円・・・
みたいに羅列しておくと販売をする人は
分かりやすいと思います。
特に作品の受注オーダーを受ける際は
手早く値段を伝えないといけないので
価格表が便利です。
全ての作品サイズに対して値段をすぐに
言えるのであれば良いですが、
そうでないのなら分かりやすい表も
用意しておいた方が無難です。
僕もよく「〇〇号ならいくらで
描いてもらえますか?」
と聞かれることがあるので表を用意しています。
まとめ
さて今回は絵描き、画家が用意するべき
「ポートフォリオ」について解説しました。
ポートフォリオは必ず用意した方が良い
アイテムです。
特に大事なのはやはり作品画像ですね。
普段どんな作品を書いているのかなどは
すぐにわかった方が良いです。
最低限画像は用意しておきましょう。
これらの資料はパソコンなどで作って
コンビニ等で印刷したり自宅のプリンターで
印刷するのが1番手早く便利です。
あとはそれをクリアファイルなどに入れれば
良いだけです。
特に難しく考える必要もないので
是非作ってみてくださいね^^
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
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