こんにちは!岡部です。
今回は生徒さんから
「絵の中に筆の毛が入ってしまうんだけど
どうすれば良いの?」
という質問を頂いたのでそちらにお答え
していこうと思います。
あなたはアナログで絵を描いている時に
絵の表面に毛がくっついてしまって
困ったことはありますか?
僕は長年絵を描いているのでよくありますね。
油絵でも、アクリル画でも水彩画でも
よくこういうことはあります。
絵を描いている途中でこういうことがあると
困ってしまいますよね。
特に細かい絵などを描いていると
絵の表面に毛がくっつくとすごく気になって
しまいます。
なので今回はなぜこうしたことが起こるのか、
どう対処すれば良いのか?
という部分をお話ししていこうと思います。
ちょっとした対処方法で対応できるので
是非参考にしてもらえればと思います。
それでは早速始めていきましょう!
絵の中に筆の毛が入ってしまう時の対処方法
で、結論から言うと
絵の中に筆の毛が入ってしまう時の対処方法
は3つあります。
それが、
①筆が古くないか確認する
②そもそも毛が抜けやすい筆なのか確認する
③表面を処理して対応する
この3つですね。
正直これらの考え方と方法さえ押さえておけば
そこまで困ったことにはならないと思います。
1つずつ掘り下げてお話ししていきますね。
①筆が古くないか確認する
まず毛が抜けてしまうときは
そもそも筆が古くないかという部分を
確認する必要があります。
筆は古くなるとどうしても劣化していきます。
そもそもが消耗品ですからね。
なので基本的にはある程度の頻度で
取り替えて使っていく必要があります。
にもかかわらず結構もったいないからという
理由で古い筆を使い続ける人は多いです。
もちろん画材を大事にするのは良いことだと
は思うのですが、
それで絵のクオリティが下がったら元も子も
ないので古くなったら早々に買い換えることを
お勧めします。
僕の場合は使用頻度の高い筆は
予備の新品をストックしておくようにして
います。
特に細めの筆はかなりの頻度で使って
すぐにダメになっていくので、
3〜5本くらいはストックしていますね。
画材屋さんに行って絶対に在庫があるとは
限らないし、
ネット通販などで買うと結構タイムラグが
出来てしまうので予備の筆は
買える時に買っておいた方が良いと思います。
②そもそも毛が抜けやすい筆なのか確認する
2つ目は、
そもそも毛が抜けやすい筆なのか確認する
という部分ですね。
筆のメーカーや種類によってはそもそも
最初から毛が抜けやすい筆というのも
あります。
そういう筆はどう使っても毛が抜けて画面に
くっついてしまうので、
なるべく避けた方が無難です。
なので絵を描いていて絵に毛がつくときは
その筆が新しい場合、
そもそもその筆の品質を疑うと良いです。
ある程度粗い使い方をしても、
毛が抜けないきちんとした品質の筆を
選ぶようにするという感じです。
毛が抜けやすいような筆を買ってしまった
場合は、
わざわざ捨てなくても描き方を研究したり
するような時に捨て筆として使っても良いと
思います。
③表面を処理して対応する
で、3つ目は表面を処理して対応する
という部分ですね。
これは絵を描く時に表面に毛が付いて
しまった時の対処方法の話です。
まだ絵の表面が乾いていないときは
素早く取り除くのが大事です。
こういうときは僕は先の細いピンセットを
使います。
ピンセットだと絵の表面を傷つけずに
サッと表面についた筆の毛を取り除くことが
出来ます。
乾燥してしまった場合はカッターの刃を
使って取りぞそく事もあります。
カッターの刃をカッターに取り付けずに
そのまま剃刀のように使う感じです。
表面に当てて慣らすように動かすと
あまり傷つかずに毛を取り除くことが
出来ます。
ここら辺は少し練習してみると良いですね。
まとめ
さて、今回は
絵の中に筆の毛が入ってしまう時の対処方法
についてお話ししてきました。
基本的には
①筆が古くないか確認する
②そもそも毛が抜けやすい筆なのか確認する
③表面を処理して対応する
この3つの方法で考えていくと良いと思います。
筆はどうしても古くなって劣化していくもの
ですし、
あくまで消耗品だという意識で取り替えたり
いろいろな筆を試したりして使っていけると
良いですね。
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
ではでは!
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