今回は、
「色を使うのが苦手な人へ解決策を伝授します!
色彩の攻略方法とは?」
というテーマでお話ししていこうと思います。
絵を描く上で出来るようになると良いなぁと
思う要素って色々あると思います。
例えば、描き込みができるようになりたいとか
絵の具の扱いを上達させたいとか、
構図の取り方を上手くなりたいとかですね。
挙げ始めたらキリがないくらい絵を作って
いる要素ってたくさんあると思います。
そんな中でもとりわけ多くの人が悩んだり
できるようになりたいと思っていることの
1つに「色彩の使い方」というのがあると
思います。
僕自身は絵を描き始めた頃は色を使うのが
すごく苦手でなかなか自由に扱えなかった
です。
しかし、色々と学んでいくうちにセンスが
なくても色は使える!ということが
分かってきました。
実際僕は人に展覧会や色々な機会で
絵を見てもらった時に、
「色が綺麗!どうやって描いてるんですか?」
という風に言ってもらえるようになりました。
色が綺麗な絵ってやっぱり人の心には
刺さりやすいんですよね。
今回はこの「色」の攻略法について
解説していこうと思います。
目次
【イラスト・絵画の色使い】色はセンスがなくても攻略可能!
僕が今回主張したいのは
「色はセンスがなくても攻略可能!」
ということです。
なぜ僕がこう言うのかというと
僕自身に色の感覚、センスが乏しかった
からです。
綺麗な色の絵に憧れて絵を描いたとしても
どキツくなったり、
くすんだ絵になってしまったりと心が
折れそうになっていた時もよくあります。
そんな自分でもしっかりとどうやったら
色が扱えるようになるのかを知恵を振り絞り
考えることで、
色を自由につかって描くことができるように
なりました。
自分の周りを見渡すと絵を感覚とかセンスだけ
で解決しようとしている人もいますけど、
それって結構勿体無いと思うんです。
はっきり言って人間が視覚を用いて認識して
綺麗だと思う、凄いと思うものって
ある程度共通していますし明らかにロジック、
つまり理屈で説明できる部分があるんです。
なのでそこを頭を振り絞って理解しよう
としたりすれば、
センスや感覚といった曖昧なものだけに
頼らずに攻略できるんです。
では具体的に色をうまく使えるようになる
方法も紹介していこうと思います。
今回は、
①写真、画像を分析していく方法
②色見本表などをもちいる方法
③色の重ね方を工夫する
この3つの具体例を踏まえて解説していきます。
イラスト・絵画の色使い①写真、画像を分析していく方法
まず最初が写真、画像を用いて分析していく
方法です。
これはつまり綺麗な写真や絵などの画像を
使ってどういった色の組み合わせが美しい
のかを分析するという方法になります。
きっと絵を描く人であれば、
「この色の使い方は好きだな!」とか
「この写真の色は綺麗!」みたいな感動を
受けたことはあると思います。
こうした画像などを使うことで、
どういった色の組み合わせで構成しているのか
を知ることができるウェブサービスというのが
あります。
例えば、カラー成分測定「色とりどり」という
サイトがあるのですが、
このサイトは画像をアップロードすることで
カラーチャート情報を取得することが
できます。
https://ironodata.info/extraction/irotoridori.php
カラーチャートというのはつまり
色の組み合わせの表みたいなものですね。
こうした情報が簡単に手に入るので
自分が綺麗だと思う画像や絵がどういう
色味で構成されているのか知るチャンスに
なります。
この情報を利用して自分の絵に組み込むことで
色の改善をすることができます。
ちなみに紹介したサイトと同じような
サービスはたくさんあるので自分で
検索して見つけてみるのも良いと思います。
イラスト・絵画の色使い②色見本表などをもちいる方法
次に配色アイデアの本を用いて綺麗な
色の組み合わせを学ぶ方法もあります。
「配色 アイデア 本」とか
「配色 デザイン 本」などで調べると
めちゃくちゃたくさん出てきます。
僕はこうした本を実際に買って
色の組み合わせを学んだりもしていました。
色というのは単色、つまりその色だけで
綺麗とか綺麗じゃないとかそういうことでなく、
あくまで組み合わせによって綺麗に見えるか
という部分が大事です。
例えば鮮やかな青色の絵の具をチューブから
出すと綺麗だと思うかもしれませんが、
実際に他の色と合わせてキャンバスに
塗るとどぎつく見えたりしてしまいます。
つまり、単色の色を見るのでなく
常に組み合わせた時にどう見えるのかという
ことを意識するのが大事なのです。
そうした組み合わせを意識することが
こういった本を読むことで身につくという
ことです。
イラスト・絵画の色使い③色の重ね方を工夫する
3つ目が色の重ね方を工夫する
ということですね。
僕が色をうまく使えないと言っている人を
見ると非常に感覚的に絵の具をキャンバスに
ドカドカ塗っていることがあります。
下の色が乾かないうちに上に色を塗ることで
絵の具同士が混ざり合って意図しない色に
なってしまったりとかですね。
色の組み合わせはある程度は計画しながら
構成していかないといけないので、
感覚まかせにやっているとどうしても
キャンバスがお祭り状態になってしまいます。
油絵の具などだと乾燥に時間がかかるため
乾燥を待たずに色を重ねると、
当然色は混ざり合って計画通りには
いきません。
アクリル絵の具で描く場合も乾燥を
待たずに色を乗せていけば同じようなことに
なります。
といってもアクリルであれば数分待てば
乾くので、
色がうまく重ねられない人はアクリルで
挑戦してみても良いかもしれません。
【イラスト・絵画の色使い】でも感覚だけで色を使える人もいるんじゃない?
しかし中には
感覚だけで色を使える人もいるんじゃない?
と思う人もいると思います。
はい、たしかにそういう人もいますね。
生まれつき感覚が良いとかセンスがあるとか
そういう人ですね。
しかし、人にはそもそも向き不向きが
ありますし全てを完璧にこなせる人は
いません。
例えば色を使うのは得意だけど、
物をリアルに描くのが苦手という人も
いますし、当然その逆もいます。
一言に絵といっても色々な能力がありますし、
それを全て一個人がマスターしきるというのは
時間もかかりますし努力も必要です。
なので、センスだけで絵を描かないといけない
ということは絶対にないので安心してください。
僕の場合だと絵の具の扱いに関する部分には
若干センスがあったと思いますが、
色やデッサン、構図など他の部分については
そこまでセンスはありませんでした。
ほとんど勉強していって鍛錬して身につけた
ものです。
センスがなくても訓練次第で全然補うことは
可能ということですね。
【イラスト・絵画の色使い】色の熟練度は学び方次第
ここまでで
「色を使うのが苦手な人へ解決策を伝授します!
色彩の攻略方法とは?」
という内容でお話してきました。
実際色を使うのが苦手な僕がどうやって
学んできたかという部分も踏まえて
お話ししたので是非参考にしてもらえると
幸いです。
実際にセンスがなくても絵は上手くなれますし、
色を綺麗に使うこともできるようになります。
あとは本当に勉強にかけた時間や
学び方の上手さとかで差がついてくる
んじゃないか、というかんじですね。
では実際にどうすれば僕が紹介したような
分析方法をどんどん実践できるように
なるのかという部分をさらに掘り下げて
お話ししていこうと思います。
【イラスト・絵画の色使い】分析のための資料を集めよう
ここまでで紹介した色の分析方などは
資料がないとできないものです。
配色アイデアの本だったりとか、
配色パターンを調べるサイトを使う方法も
元になる資料の絵や写真の画像があることで
効果を発揮するんですね。
つまり僕が言いたいのは
自分が綺麗だと思うものに積極的に
触れましょうということです。
綺麗な絵や写真の画像等を常日頃から
集める癖をつけると色の使い方が
上手くなるのも早いです。
なので資料の集め方も紹介しようと
思います。
人によって趣味趣向は違うので、
僕が教えた方法だけでなく自分で広げていく
のも全然ありです。
あとあくまで分析をするだけなので著作権
とかも気にしなくて良いです。
(サイトに勝手に乗せたりはだめです)
【イラスト・絵画の色使い】イラストをたくさんみたい人
イラストをたくさんみたい人、
色の綺麗なイラストから分析したい人は
イラスト投稿サイトなどから勉強すると
良いかなと思います。
例えば色をたくさんみたい人であれば
日本の有名なイラストサイト「ピクシブ」
なんかは参考になるかもしれませんね。
プロの人も投稿しているので上手い人の
絵を分析してみると勉強になりますよ。
【イラスト・絵画の色使い】写真から分析したい人
写真等を参考にしたい人は無料写真サイト
なんかも参考になると思います。
僕は絵の資料を集めるためにも使っている
「pixabay」というサイトがありますが
非常にストックが豊富なので綺麗な写真を
見つけて分析に使ってみるのも手ですね。
こちらのサイトは著作権フリーの写真で
構成されているので絵の資料を探している
場合でも有効です。
実際に綺麗な色の写真を元に絵を描いてみる
という勉強方法もできるかもしれないですね。
【イラスト・絵画の色使い】分析はコツコツやるしかない
ここまでで、
資料の集め方についても言及してみました。
なかにはコツコツやるのが嫌だという人も
いるかもしれません。
でもこうした「見て学ぶ」「分析して学ぶ」
のには時間がかかります。
僕自身何年間もコツコツ毎日見て学ぶ
ということを繰り返してきて少しずつ
経験値を積みました。
でも毎日絵を観るたり資料をあつめたり
というのは隙間時間を見つければ意外と
難しくないです。
1枚の絵を観るのってぶっちゃけ1秒も
掛からないですよね。
もちろん自分の興味を引くものであれば
じっくり見たいですし、
画像を保存したりする場合は時間も
かかるかもしれませんが観るだけなら
時間はかからないんです。
1日200枚観るとしても1枚1秒でも
200秒。
だいたい3分〜4分くらいです。
そのくらいなら毎日の習慣にできると
思うんです。
それを繰り返すことで
色使いの綺麗な色がどんどん頭にインプット
されていくと思いますよ。
まとめ
今回は
色を使うのが苦手な人へ解決策と
それと同時に行うべき資料の収集方法を
お話ししてきました。
色をうまく使っていくために役にたつと
思うので是非参考にしてみてください。
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
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