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【イラスト・絵画の上達方法】他人の作品に影響を受けよう【僕の事例】

こんにちは!絵描きの岡部遼太郎です。

アクリル絵の具で描いた作品

 

 

今回は
「他の人の作品にどんどん影響を受けよう!
僕の事例も紹介します」

という内容でお話していこうと思います。

 

 

他の人の作品に影響を受ける・・・というと
なかなか抵抗がある人も多いと思います。

影響を受けると作品に魅力がなくなるとか
そういう事ですね。

 

 

しかし実際のところ、
僕自身は影響を受けるのはかなり大事だと
思っています。

実際僕も色々なものから影響を受けていますが
僕の作品を好きだと言ってくれる人も多く
いますし、
展覧会にはホームページを見た人、
メルマガを読んでくれている人など
色々な人が見にきてくれます。

 

 

中にはありがたいことに僕から直接学びたい
ということで、
絵画教室に入ってくれたりする人も
いるくらいです。

そうした感じで僕自身は色々なものに
影響を受けつつも画家、絵描きとして
楽しく活動できています。

 

 

なので今回は実際に他の人や作品の
影響を受けるメリットや受けるべき理由に
ついて僕の事例も踏まえてお話できればと
思います。

この話を聞くと結構作品を描いていく際に
上手く人の作品を参考にしたり影響を
受けることができるようになるんじゃないかな
と思います。

 

 

また他の作品の影響を受けている・・・と
負い目を感じる事もなくなるはずです。

 

【イラスト・絵画の上達方法】人の作品からはどんどん影響を受けるべき

 

では早速本題ですが、
僕は人の作品の影響はどんどん受けるべきだと
考えています。

これは別にパクリをしろとかそういうことでは
ないです。

 

 

影響を受けることとパクリをするのは
また別のことです。
ここの違いについては後で詳しくお話
していきます。

僕の主張としては人から影響を受けた方が
作品が絶対に良くなるし、
成長も早くなるということなんですね。

 

 

その理由としては、
人は絶対に0からものを作ることはできないし
あらゆる発明は絶対に過去のものや考え方の
組み合わせで生まれているからです。

これは結構有名な説、というか考え方なので
知っている人も多いんじゃないかなと思います。

 

 

これっていうのはつまりこれから何か
今までにないものを生み出そうとしても
常に過去の誰かが作ったものや考え方を
絶対に引き継いでいるということでも
あります。

芸術、アートでもそれは同じです。
常に先人の発見を受け継いで次の世代の
作品は生まれていきます。

 

 

なのでまず影響を受けてはいけないという
先入観を捨てて色々な作品をみて
良い部分や気になる部分を取り入れるべきだと
僕は考えています。

 

【イラスト・絵画の上達方法】僕の他の人の作品から受けた影響

 

ではここで、
僕の場合の具体例も少し紹介してみようかな
と思います。

僕が影響を受けたものという感じですね。

 

 

僕の作品はモチーフとして広大な風景だったり
廃墟、遺跡などをモチーフとして描いています。

こうしたモチーフ選びなども別の作品や作家
などから影響を受けているものです。

 

 

決して何もないところから自分で選んで
描いているわけではありません。

 

 

僕の場合だといくつも影響を受けたものは
ありますが3つほどあげると、

・ハドソンリバー派
・北方ルネサンス
・猿の惑星

このような作品に大きく影響を受けました。

 

ちょっと1つずつ解説してみますね。

 

【イラスト・絵画の上達方法】「ハドソンリバー派」

 

まず「ハドソンリバー派」という19〜20世紀
アメリカの作品達です。

作品の内容としては非常に広大な原始的な
アメリカの風景をドラマチックに描いた
ものになっています。

 

 

僕の作品に描かれる広い空間や遠近法の感じ
などはこのハドソンリバー派から強く
影響を受けました。

ハドソンリバー派で一番有名なのは
トマス・コールという人物ですね。

 

 

あとはフレデリック・エドウィン・チャーチ
などです。

非常に絵の見せ方なども上手くかなり
影響を受けています。

 

【イラスト・絵画の上達方法】「北方ルネサンス」

 

次に「北方ルネサンス」という
500年くらい昔の油絵が使われ始めた頃の
人たちの絵ですね。

彼らの絵は非常に緻密で何度も何度も
絵の具を丁寧に重ねていくような技法で
描かれています。

 

 

僕の絵の技法や描き方というのはこの時代の
作品に大きく影響を受けています。

この時代は油絵の具がメインに使われて
いましたが、
僕はこうした技術をアクリル絵の具という
現代的な丈夫な絵の具で再現しています。

 

 

アクリル絵の具は乾燥も早く非常に
早く塗り重ねができるので、
ストレスなく描くことができて良いんですね。

 

【イラスト・絵画の上達方法】「猿の惑星」

 

3つ目は「猿の惑星」という映画ですね。

僕が小学生に見てかなり影響(トラウマ)を
受けた作品です。

 

 

僕が見たのは1作目の猿の惑星で1968年に
作られたものなので結構昔のやつですね。

僕が廃墟、遺跡をモチーフとして選んで
描いているのはこの作品の影響が強いと
自分では思っています。

 

 

最後のシーンで出てくる地中に埋まった
自由の女神の廃墟のシーンは今だに強く
脳裏に焼き付いていますね。

人間の愚かさや儚さというのを
すごく象徴的な形で表現している作品だと
思います。

 

【イラスト・絵画の上達方法】真似したらパクリに見えるんじゃないの?

 

といっても真似したり影響を受けたりしたら
パクリに見えてしまうんじゃないかと
考える人もいると思います。

これも僕自身すごくわかる感想というか
考え方です。

 

 

他の人の作品から単純に影響をうけるなら
たしかに同じような見た目の物が生まれて
しまう可能性が高いからです。

しかしこれには明確な対処法が
あるのでこれもお話しようと思います。

 

 

どんな対処法かというと、
1人の作品や作家から真似しない、という
考え方です。

必ず真似したり影響を受けるときは
複数、多数の影響を受けるべきだと思います。

 

 

僕の場合は事例として3つの作品を例に
出しました。

実際にはもっと多くの影響を受けていますが
一番大きな影響を受けているのは
この3つですね。

 

 

ここで大事なのは単純に複数の影響を
受けると考えるのではなくて、
要素要素の影響を受けるべきだという考え方
をするべきという部分です。

例えば技法、描き方はこの人の影響を受けよう、
モチーフの選び方はこの人の影響を受けよう、
思想や考え方の面ではこの人の影響を受けよう
といった感じで分散させて影響を受ける
という感じです。

 

 

影響を掛け合わせのような形で受けることに
よって見え方が全然違う新しいものが
生まれるんじゃないかと思います。

 

【イラスト・絵画の上達方法】新しいものを作るには?

 

まとめると、
他の人や作品から影響を受けるのは全く
問題ないです。

むしろ必須です。

 

 

ただし新しいものを作るための影響の
受け方をしようということですね。

新しいものを作るための影響の受け方は
常に複数の影響を受けて掛け合わせによって
新しいものを作ればいい、という考え方です。

 

 

これは絵、アートに関わらず、
あらゆる技術、テクノロジー、文化に
共通した考え方だと思います。

 

【イラスト・絵画の上達方法】どうやって影響を受けるべき

 

ではここからは具体的にどうやって
影響を受けていくべきかという方法の
部分について掘り下げていこうと思います。

影響を受けるべきだというのは分かった
けど実際どうやったら影響を受けれるのか
という部分ですね。

 

 

僕としては「触れるジャンルを限定せずに、
色々な作品を楽しむこと」っていうのが近道に
なるんじゃないかと思っています。

何故なら僕たちが受けるべき影響というのは
必ずしも絵や美術に限らないからです。

 

 

どんなものでも良いと思います。

小説、哲学書、漫画、映画、音楽、アニメ、
デザインとか挙げ始めたらキリがないくらい
この世には人が作ったものってたくさん
あります。

 

 

毎日寝ないで死ぬまで貪り続けても
絶対に消化できないレベルで溢れかえって
います。

意外とひょんなきっかけで自分を変えるほどの
影響を与える作品との出会いがあるかも
しれません。

 

 

僕の場合は「猿の惑星」という映画を子供
の時に見てトラウマを受けたおかげで、
今の作品のモチーフを見つけることが
出来ました。

これは白黒時代の映画ですが
それでも物凄い影響を与えてくれました
からね。

 

【イラスト・絵画の上達方法】どうやって探せば良い?

 

といってもそんな良い作品をどうやって
探せば良いんだ?という風に思う人も
いるかもしれません。

たしかに良い作品、自分に影響を与える
ような作品の見つけ方というのは
難しい部分もあると思います。

 

 

しかし世の中を変えたり、一石を投じた
レベルの作品というのは結構有名なことが
多くて、
そうした作品の方が人に与える影響力は
大きいと思います。

僕が影響を受けた作品達も常に時代を
代表するような優秀なものばかりです。

 

 

そうした作品はやはり世間からの評価も
高い場合が多いのです。

こういったものは掘り出し物ではないので
インターネットで評価やレビューを検索
すれば比較的簡単に見つけられるのでは
ないかと思います。

 

 

また美術作品であれば確実に歴史に残って
いるので本などを読めば簡単に見つかる
と思います。

僕が紹介したような作品も絵なら絶対に
美術の本に載っていたりネットでも見つけられる
物が多いです。

 

 

また映画でも猿の惑星なんかは
歴史に名前を残していますし、
簡単に見つかります。

自分で探そうとすれば意外と簡単に
自分に良い影響を与えてくれるものは発見
できると思います。

 

まとめ

 

さて今回は
「他の人の作品にどんどん影響を受けよう!
僕の事例も紹介します」

という内容でお話してきました。
他の人や作品に影響を受けるメリットや
方法について伝わればとても嬉しいです。

 

 

実際人から影響を受けないでものを作るのは
不可能なので是非参考にしてみてください。

では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!

 

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ABOUT US
岡部遼太郎(おかべりょうたろう)
どうも!絵描きの岡部遼太郎です! 色々なギャラリーや百貨店の画廊などで作品を展示してます。 自分が今まで学んできたことを、絵を観るのが好きな人、絵を描くのが好きな人のために役立てることが出来ればと思っています。 最近は絵画教室の運営に力を入れていて、絵を描くスキルを身に付けたい!絵を描き始めたい!という方をバックアップしています。 よろしくお願いします^^