こんにちは!岡部です。
今回は
「色々な絵の描き方に挑戦するメリット」
というテーマでお話ししていきます。
絵の描き方、つまり画材を選ぶことだったり
技法だったりって沢山ありますよね。
画材だけで言っても一般的なものだけで
・水彩
・油彩
・アクリル
・鉛筆
・色鉛筆
・パステル
とか本当に色々あります。
で、これらの画材1つとっても人によって
描き方も変わってくるので、
本当に千差万別なわけです。
で、僕は過去に美大に5浪したことも
あったりして、
結構ただひたすらに絵の研究をする時期が
長かったです。
なので結構色々な画材を使って試したり
してきました。
さっき挙げたような画材は全部使って
きましたね。
で、これらの画材を使ってきて思うのが
「色々な絵の描き方に挑戦するべき」という
ことです。
今回はここについて少し掘り下げながら
お話ししていこうと思います。
この話を聞くことで絵を描く時に
色々な技法や描き方、画材を研究していく気に
なれると思うので是非参考にしてみてください。
では早速始めていきましょう!
目次
色々な画材を使うメリット
で、複数の画材を使ってみたり描き方を
試すメリットというのはいくつかあります。
それが、
・画材の特性を引き出せるようになる
・一つのモチーフを別の視点から描ける
・引き出しが増えて有利
このような部分ですね。
僕自身色々な画材を使ったり描き方を
研究してきたりして痛感している部分でも
あります。
1つの教本に書いてある書き方だけしか
試していないみたいな人はこのメリットにも
目を向けて欲しいなと思います。
といってもこれだけだと説明不足だと思うので
少し掘り下げてお話ししていきます。
①画材の特性を引き出せるようになる
まず1つ目の色々な画材や描き方に
挑戦するべき理由が
「画材の特性を引き出せるようになる」
という部分です。
画材の特性というのはその画材にしかない
ような特徴の部分です。
これって結構重要な部分で
「なぜその画材で描いているの?」という
というに対する答えだったりします。
僕であればメインで使うのはアクリル絵の具
だったりします。(油絵の具もわりと使うけど)
で、なんでアクリルをメインで使うのか?
というと、
僕は結構描き込みをしたりするからです。
乾燥が早くて透明色を重ねるような技法も
ハイスピードで行えます。
なのでアクリルを選択しています。
こうした画材の特性は他の画材を使ってきた
からこそ分かるものでもあります。
元々ずっと油絵の具で絵を描いてきて
乾燥が早ければな、と思っていました。
そこからアクリルを油彩のように使う
技法を考え出したりして今の技法に
落ち着いています。
そんな感じで色々な画材を使うことで
自分に最適な特性を持った画材や描き方を
見つけることが出来るんですね。
②一つのモチーフを別の視点から描ける
で、2つ目の色々な描き方や画材に挑戦する
メリットが「別の視点から1つのモチーフを
描ける」という部分です。
例えば同じリンゴというモチーフを
描く場合でも、
画材や描き方などを変えることで全く違う
雰囲気が出ると思うんですよね。
例えばアクリルだと細密でパリッとした
描写になるだろうし、
パステルで描けばふんわりとした雰囲気に
なるでしょう。
そんな感じで画材や描き方の選択でも
結構出来上がりが変わります。
だから1つのモチーフをそんなふうに少し
変えて描いていくというのもおすすめです。
まぁきっと色々な研究をしていくと
そういうことは自然とするようになると
思います。
そういうふうにしていくと自分の趣味趣向が
わかってくるし、
方向性も見えてきたりします。
僕もアクリルという画材でパッぱと描き込みが
出来るようになってから、
さらに絵を描くのが楽しくなったりもしました
からね。
結構重要です。
③引き出しが増えて有利
3つ目が引き出しが有利という部分ですね。
これも結構大きいメリットです。
つまり自分の中で知識や経験が増えていくので、
何か「こういう絵が描きたい」とか
「こういう絵を仕事で描かないといけない」
みたいな時に柔軟に対応できるようになります。
例えば僕なんかだと以前壁画の仕事をした時に
でっかい部屋の幾つもの壁に絵を描いて
いかないといけなくなりました。
しかも納期が短いので結構素早く計画を
立てて仲間に指示を出したりもしないと
いけませんでした。
その時はアルキド樹脂絵の具という画材で、
エアブラシと筆を合わせた技法で描いて
いきました。
これは普段とは全く違う画材と技法です。
しかしなんとか納期にも間に合って先方にも
喜んでもらえました。
で、この時僕が普段1つの画材や技法だけしか
試したことがなかったら、
きっと何も仕事が出来なかったと思うん
ですよね。
だから日頃から研究欲をもって色々試して
おくのはかなり大事だな、と改めて
思ったりしました。
色々な画材や描き方を試す時のコツ
ここまでで色々な画材や描き方を試すべきだよ
っていう話をしてきました。
でも実際にどうやれば効果的にそういった
挑戦をしていけるのか?という部分が
分からない人もいるかもしれないので
すこしその部分についてお話しをしていこうと
思います。
まず描き方や画材を試す場合の考え方として
2通りの方法があります。
それが
①自分の描きたい画風のために研究する
②普段のモチーフを別画材で描く
この2つですね。
少し掘り下げて解説しておこうと思います。
①自分の描きたい画風のために研究する
1つ目が自分の描きたい画風のために
研究をするという方法です。
例えば今まで水彩でしか絵を描いてこなかった
けど、
印象派みたいに描きたいから油絵の具を
使って描いてみようとかそんな感じです。
まぁ、これはわかりやすい例ですね。
ただ本家の印象派の画材を真似るだけ
ですからね。
そのほかにも例えば
今よりももっとふわっとした雰囲気で
絵を描きたいとしたら、
パステルを使うとかエアブラシを使ってみる
とか。
本当に自分の目的に対する選択肢って
結構いっぱいあります。
正解が目の前に置いてあるわけではない
んです。
なのでそこは自分なりにチョイスして
いかないといけません。
でもいきなり自分の理想が見つかるわけでは
ないと思うので、
それを色々試しながら研究していくという
感じです。
②普段のモチーフを別画材で描く
で、2つ目の色々な画材や描き方を試す時の
コツが普段のモチーフなどを別の画材で
描くという考え方です。
例えばいつも油絵の具で風景画を描いている
のであれば、
水彩で描いてみたりパステルで描いてみたり
とかそんな感じですね。
これって結構発見があったりするんですよ。
普段の技法や画材では出せない表現が
見つかったりとか、
新しいモチーフを描きたくなったりとか。
そうした発見があるので、
こうした試みは結構おすすめです。
もちろん色々試した末にたどり着いた
技術とかだったりする場合は全然良いん
ですけど、
ただ惰性でずっと同じ方法で描いていたりする
場合は日々の発見がなくなってしまって
危険なのでたまにこういう試みをした方が
良いですね。
まとめ
さて、今回は
「色々な絵の描き方に挑戦するメリット」
というテーマでお話ししてきました。
常に研究心とか探究心を忘れずに絵を
描いていけると良いですね。
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
ではでは!
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