今日は
「日本人は家に絵を飾らないから
絵は売れないのか?」
という内容について少し僕の考え方を
お話ししていけたらと思います。
というのもよく僕への質問で日本で絵を
売るのにどうすれば良いのかという
質問を受けたりするからです。
これはたしかに日本人は絵を飾らないから
絵を売るのは難しいというのは一理
あります。
間違いないと思います。
ただそんなことを言ってても仕方ないので
対応策や打開策を考えないといけません。
僕としては絵を販売する際の方法は
大きく2つに分かれるのかな、と思います。
ここについて掘り下げて解説していきます。
【日本人は家に絵を飾らない?】絵の販売方法①
まず一つ目は既存の顧客に対する販売です。
既存の顧客というのは例えばギャラリーや
画商さんがすでに持っているお客さんへの
販売ですね。
これは既にギャラリー、画商さんが
経営を何年もしていて事前に取引した相手に
対する売り込みになります。
ほとんどの絵描きさんが絵を販売するときは
こうした経路を狙っていくと思いますし
実際にそれで上手くいっている方も
います。
じゃあその方法で絵を売れば良いじゃんと
思われると思いますが、
この方法には落とし穴もあります。
というのも顧客の情報を持っているのは
自分自身ではないので、
そのギャラリーさん、画商さんとの付き合い
がなくなったり途切れたりした途端、
お客さんがいなくなってしまいます。
実際顧客名簿は超重要なものとして
扱われて絵描きさんの方には渡ってこない
のが一般的です。
なので画商さんなどとの関係継続が
前提条件になってしまうということ。
あとは販売を全て自分で行なっている訳では
ないので売り上げを全て自分がもらえる
という訳ではありません。
僕の場合はとても良い条件で取引させて
もらえてはいますが、
中には売り上げ金の20パーセントとかしか
もらえないところも普通にあるので
やっぱり厳しい部分はありますよね。
これらの考え方は絵を飾るお客さんに向けて
の販売ということになります。
これが1つめの販売方法の実情で
今までの常識とされていた方法になります。
【日本人は家に絵を飾らない?】絵の販売方法②
2つ目の販売方法はお客さんも自分で
集めて販売もできれば自分でやるという
やり方になります。
これは今までの時代の方法とはかなり
異なります。
「集客」というビジネス面の仕事を自分で
行う画家さんというのはほとんどいない
からです。
しかし僕は正直これからの時代はこうした
ことを自分で行う絵描きさんが生き残って
いくんじゃないかと思っています。
これまでの時代を考えると集客等を
自分でやらないという選択は間違って
いなかったと思います。
なぜなら集客をしようとすれば広告費が
かかったりするのが今までの時代の常識
だったからです。
しかしこの時代において広く周知を行う際に
インターネットを上手く使えば個人でも
無料で行えるようになったからです。
僕のホームページも月に何万人も人が
訪れる状況を作れていますからね。
そうした環境やプラットフォームを利用して
自分のブランドを作って仕事を手広く
広げてファンを増やしていけば販売も
自分でできるというのが僕の考え方です。
もちろん簡単なことではありませんが
これからはベーシックな方法になっていく
はずだと思っています。
そしてこの考え方は絵を飾るという需要に
向けて販売するのでなく、
「その絵描きさんの商品だから買うという
ファンを作ろう」という考え方です。
自分で販売する際は売り上げの多くは
ほとんど自分のものとして考えることが
できます。
まとめ
さて2つの考え方を紹介してみました。
まとめるとこれからの時代の絵描きさんには
2つの絵の販売方法があるということですね。
1つ目が「絵を買うお客さんに向けて
集客力を持った画商さんギャラリーの力を
借りて販売していく」という方法。
これは今までの時代において一般的な
方法でした。
2つ目が「絵描きさんが自分のファンを
自分で増やしてそこに販売を自分で行う」
という考え方です。
この方法はインターネットが当たり前に
なって色々なプラットフォームが整っている
現代だからこそ取れる戦略と言えます。
どちらが正しいということではないですが、
選択肢として2つとも知っておくと
絵の販売をしたい方には役にたつかなと
思いお話をしました。
参考になれば幸いですね。
さて今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
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