こんにちは!岡部です。
今回は
「絵で媚びを売る必要は全くありません」
というテーマでお話ししていきます。
僕は普段このメールやブログ、youtubeなどで
自分の経験を発信しています。
これまで上手く行ったことより
上手くいかなくて失敗したことの方が
多いと思います。
なので少なからず自分の経験が誰かの役に
立つと思っています。
そんな中で本当によく質問をいただくように
なりました。
毎日何かしらの質問や相談などがたくさん
届きます。
そんな質問の中で本当に多いのが
「絵を販売したいので売れる絵を描いた方が
良いですか?」
というものです。
この質問は本当に多い。
この質問には僕は毎回同じ答えで返すしか
ありません。
「売れる絵というのを考えるより
自分なりの魅力的な作品を描いた方が良い
ですよ。」
というものですね。
これは別に投げやりにこういう答えをしている
わけではなくて、
今まで絵を描いてきてそれが本当に結果に
繋がると思っているからです。
今回はここを少し解説していこうと
思います。
この話を聞くことで「売れる絵」を
描く必要がない理由や、
自分なりの作品を追求するべき本当の理由が
わかると思います。
是非参考にしてみてください。
では早速始めていきましょう。
目次
「売れる絵」を描く意味のなさ
まず「売れる絵」っていう言葉を良く聞く
んですけど、
これって何でしょうか?
こういうことを聞くと大体の人が
流行っている画風とか今売れているタイプの絵
という感じで答えます。
ではこうした流行っていたり売れている画風を
真似すれば売れるようになるでしょうか?
答えはNOです。
これには3つの理由があります。
それが、
①流行った時点で席は残っていない
②流行りは廃れていく
③そもそもマーケットが小さい
この3つですね。
これだけだと分からないと思うので
掘り下げて解説していきます。
①流行った時点で席は残っていない
まず1つ目の売れる絵を描く意味がない理由
が、
「流行った時点で席は残っていない」
というものです。
これはそのままの意味で流行りを流行りとして
認識できるくらいに広まった状態だと、
そこから参入しても遅いのです。
もうその領域で売れる人は何人もいる状態
なので、
その時点で入れるような余地はないのです。
ここが分からないと流行っている絵を
描いているのに売れない!みたいな感じに
なります。
そりゃそうでしょって感じなんですけどね。
もし流行りに乗りたいというのであれば
自分で流行りを作るくらいの勢いじゃないと
難しいと思います。
②流行りは廃れていく
次の理由が
「流行りは廃れていく」という理由です。
流行というくらいですから必ず廃れる時が
きます。
今隆盛を極めていたとしても、
必ずその流行りが終わる時はきます。
そのときにひたすら流行に乗ることしか
考えないで生きてきたらどうなるでしょう?
何も残らなかった、ということになりがち
なんですよね。
そりゃそうですよね。
自分なりの魅力的で個性のある画風が
探究できていなかったら何も残らないのは
当たり前のことです。
そしたらまた次の流行の真似をするので
しょうか?
売れるために流行の真似だけしていると
そのようなことになってしまうということです。
ちょっと気をつけた方が良い部分ですよね。
③そもそもマーケットが小さい
3つ目の理由が売れる絵がどんなものなのか
という事を語る以前に、
日本のアートのマーケットというもの自体が
ものすごく小さいという理由です。
マーケットがものすごくて絵の需要自体が
すごく小さいのでそもそも流行を追う事自体
に意味があるのか?
という感じですね。
マーケットが大きい分野だと後追いでも
追いつける可能性があったりしますが、
マーケットが小さくて需要が少ないと
少数でのパイの奪い合いになりすぎて入って
いく余地がないです。
日本人のほとんどが購入するような製品で
あれば後から販売し始めても売れる余地が
あったりします。
例えばカセットオーディオというものが
で始めた頃、
トップのシェアを持っていたのはソニーでした。
しかしその後後発で参入したappleが
オーディオ機器のシェアを奪ったことが
あるんですね。
マーケットが大きいとこんなこともありますが
そもそも日本のアートマーケットが小さいので
流行りを真似るのはそこまで意味が無かったり
します。
僕たちがやるべきは「真似」ではない
ここまでで流行りを真似する意味の希薄さ
についてお話ししました。
ではどうすれば良いのか?というと
自分で小さいマーケットを作ることです。
既存のアートマーケットに入っていくのは
至難の技です。
それこそコネとか運とか自分でコントロール
仕切れない部分が必要になっていきます。
じゃあそこに入るのが難しいのであれば
「自分でマーケット作れば良いよね?」
っていうのが僕の考え方です。
インターネットがある現代はそれが
努力次第で可能になっています。
大事な考え方が
①マーケティングの仕組み
②ファンの大切さを知る
この2つです。
それを少し掘り下げてお話ししていこうと
思います。
①マーケティングの仕組み
まず自分でアートマーケットを作るときに
必要なのが「マーケティングの仕組み」です。
ここで言うマーケティングの仕組みというのは
どういう風に自分を知ってもらって、
どういう風に自分の商品を知ってもらって、
どのように売れていくのか?
という流れのことです。
この流れがない人が本当に多いのですが
知識や経験としてここはしっかり持って
おいた方が良い部分です。
多くの人は例えばホームページを解説して
販売ページを載せたり、
連絡くださいと問い合わせフォームを
乗せるだけです。
しかしこれは仕組みとは言えません。
何故なら
・どうやってHPにアクセスを集めるのか?
・どうやって信頼を得るのか?
・どうやって商品の価値を知ってもらうのか?
と言うことが流れとして作れていないからです。
これをしっかり流れとして構築していくこと、
これがマーケティングの仕組みなんですね。
もちろんここではHPを例にしましたが
広告でも、youtubeでも、snsでも何を
使おうがこれらの仕組みは必要になります。
②ファンの大切さを知る
2つ目が「ファンの大切さを知る」
と言うことです。
はっきり言って画家というのは
ファンの方がいて始めて成り立つ仕事です。
だから僕はファンの方には心から感謝して
いるし、
何より大事に思っています。
例えば絵画教室に入ってくれる人は
僕の絵に惹かれたから好きだからという人が
ほとんどです。
絵を買ってくれる方もそうですね。
でも多くの人はどうやったら売れるのか?
売れるための方法は何なのか?ということ
ばかり考えています。
どうやったらファンの方ができるのか?
という思考じゃないんですね。
それだといつまで経っても上手くいかないと
思います。
なのでまずは
「商品を売る方法」でなく、
「ファンの方ができる方法」を求めた方が
良いともいますね。
まとめ
さて、今回は
「絵で媚びを売る必要は全くありません」
というテーマでお話ししてきました。
流行に乗ることよりも考えた方が良いことは
たくさんあると個人的は思っています。
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
ではでは!
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