今回は、
絵の値段の付け方はどうするべき?という
テーマでお話ししていこうかなと思います。
もし絵を販売しようとするのなら、
この値段の決め方、付け方というところで
必ず迷うことになるんじゃないかなと
思います。
もちろん販売したいとか、
仕事としてやってみたいという人ばかりでは
ないかもしれません。
しかし僕自身がこれまでに
数十万円以上する多くの絵を販売してきた
過去があるので、
それを踏まえて解説していこうと思います。
この話を聞くことで
今の自分がどうやって絵の値段を決めれば
良いのか、
そのくらいの値段設定にすればいいのか
ということがわかるので是非参考に
してもらえればと思います。
目次
【絵画・イラストの金額や値段】時給換算か絵の大きさどちらかで決めよう
それでは、もう結論から言ってしまうのですが、
答えとしては
「時給換算か絵の大きさどちらかで決めよう」
というものになります。
時給換算というのはその絵にかかった時間から
逆算して絵の値段を決めるという方法です。
そして絵の大きさで決めるというのは、
キャンバスの号数サイズなどで決めるという
ことです。
1号あたり〇〇円という風に決めておいて
6号であれば6×〇〇円という風に計算する
感じになりますね。
ちなみに僕はこの絵の大きさで決める
方法を取っています。
ではこれらの方法をお勧めする
理由についてもお話ししていきます。
まず時給換算、絵の大きさで値段を決める
というのはある程度客観的に数字が出せる
というメリットがあります。
時給換算は使った時間に自分が妥当だと
思う金額をかければ出すことが出来ますし、
大きさで決める場合もキャンバスの大きさ
で簡単に値段を出すことが出来ます。
絵の値段というとかなり一般的には
分かりづらいものがあると思います。
ニュースとかで出てくる絵なんて数億円とか
の値段ですし、はっきり言って現実味が
ありませんからね。
僕たちが自分の絵に値段を付ける際には
全然参考にできません。
なのできちんと値段を数字で表せるように
しておくべきだと思います。
といってもこの説明だとまだ具体的に
そんな風に決めれば良いのか分からないと
思うので、
計算の仕方、金額設定を具体例を出しながら
解説していきます。
【絵画・イラストの金額や値段】絵の値段を時給で決める場合
まず時給換算する場合ですね。
時給というといわゆるバイトとかの
時給を思う浮かべる方もいると思います。
1000円ちょいとかそんな感じですね。
だけど時給といってもそこに合わせる必要は
ありません。
単純な時間労働ではなく、
そこにあなただけの絵のであるという
付加価値も加わっているからです。
そうですよね?
その絵はあなたにしか描けないものなわけ
ですから、そこらへんのアルバイトの時給と
同じにする必要はないと思います。
2000円でも3000円でも
1万円でもいいと思いますよ。
例えば時給1万円で8時間かかった場合は
1万×8で8万円というふうに値段を
出せると思います。
いきなり高く設定するのに抵抗があるので
あれば、最初は時給1000円ちょっとでも
良いでしょう。
そこから売れるたびに値段を上げていくという
考え方もありますね。
【絵画・イラストの金額や値段】絵の値段を絵の大きさで決める場合
では次に絵の値段を絵の大きさで決める
場合の具体例も解説していきます。
基本的にキャンバスには4号や6号、
大きくなると100号といったように
号数というものが存在します。
数が大きくなるほど面積も大きくなるという
わけです。
この号数に1号あたりの値段を決めてあげる
というのが大きさで値段を決めるということ
です。
これは「号単価」という呼び方を
することもあります。
この号単価で値段を決めるときは
1号何万円という感じで決めておく必要が
あります。
例えば1号あたり3万円で4号の絵なら
3×4で12万円という風に計算できますね。
この号単価で決める方法の場合は、
値段を出すのがとても楽です。
キャンバスの大きささえ分かれば
すぐに値段を出すことができるからです。
お客さんからえの注文をもらう場合、
すぐに答えることができるので日本では
この値段の決め方がオーソドックスになって
います。
ただ同じキャンバスでもかかった時間が
違う場合はよくあるので、
そこが同じ値段になってしまうのは
デメリットかもしれません。
【絵画・イラストの金額や値段】値段の付け方が分かっても自信がない
ここまで聞いてきて値段の付け方は
分かったけど、
実際にちゃんと値段をつけて販売する
自信が無いよというかたもいるかも
しれません。
僕もこれはよく分かります。
僕は大学生の時に初めて絵を販売しました。
その時は号単価で1万円ちょっとくらいの
値段を付けて売っていました。
そうなると4号くらいのキャンバスで
大体6万円〜7万円くらいの値段だったかなと
思います。
こんな値段で自分の絵を買ってもらえるのか
不安でしたが、
実際に購入してもらうことが出来ました。
これって正直最初は運の部分もあると
思います。
自分の絵を欲しいと思ったり、
応援してあげようと思ってくれる人が
常に現れるとは限らないですからね。
だけど結局値段つけて売ってみないと
欲しいと思ってくれる人がいるのかすら
わかりません。
なので個人的にはまず最初は安くても
いいから値段を付けて販売してみる
というのが良いかなと思います。
別に売れなくても死なないですからね。
もし売れないなら作品を良くしたり、
販売方法を変えたり勉強したりすれば
良いだけの話だと思います。
どうしてもここはまずはやってみないと
分からない部分です。
【絵画・イラストの金額や値段】じゃあどうやって販売すれば良いの?
ここまでで具体的な値段の付け方と
まずは1度値段を付けて販売してみよう
という話をしてきました。
ここからは少しだけ掘り下げて
じゃあ実際に販売するにしてもどういう
方法があるの?ということを話していきます。
まず販売方法は3つほど頭に入れておけば
良いと思います。
現状取れる手段という感じですね。
それが
・画廊での販売
・絵画販売サイトで売る
・自分のメディアを作って売る
この3つですね。
それぞれ特徴がありますが、
これは知っておくべきかなと思います。
自分の現状や状況を考えて選んでいくことが
できるからです。
では具体的にどういった販売方法なのか
この3つに関して説明していきます。
【絵画・イラストの金額や値段】画廊での絵画販売
まず画廊で絵を売るという方法に関して
です。
これは分かりやすいですよね。
画廊で絵を飾ってお客さんに販売していく
というやり方です。
基本的には画廊には2つ種類があって
・貸し画廊
・企画画廊
この2つがあります。
貸し画廊というのはお金を払うことで
場所を借りるところのことです。
企画画廊は画商さんや画廊オーナーと
ビジネスパートナーとなって絵を販売
していく方法で貸し代はかかりません。
そのかわり売れた際にマージンがあるのが
特徴です。
作家何パーセント、画家何パーセント
みたいな感じです。
プロと呼ばれている人は
は基本的には企画画廊でやります。
ただこれも少し古い考え方なのかも
しれません。
個人で販売力ある場合、
貸し代を払ってほとんどの売り上げを自分が
貰うという方法の方が収益が大きくなる
場合もあるからですね。
【絵画・イラストの金額や値段】絵画販売サイトで売る
次の方法が絵画販売サイトで売るという方法
です。
絵画販売サイトというのはアートメーター
とかそういうサイトのことですね。
画家が自分の絵やプロフィールなどを
登録して、
サイト側が代わりに販売してくれる
というものです。
ただこの方法はかなり難しいと思います。
そもそもかなり多くの人が作品を登録
していますし、
作家個人が注目されるということが
ほとんどないからです。
しかも安売りしている人が多いので
その中から価値を感じてもらって
ちゃんとした値段で買ってもらうとなると
難易度が高いんですね。
これでうまくやれている人を僕は個人的には
知らないので正直そこまでオススメはしません。
【絵画・イラストの金額や値段】自分のメディアを作って売る
次に自分でメディアを作って販売する
という方法もあります。
メディアというのはホームページや
メルマガなどのことですね。
個人的にはこの方法がこれからの時代では
一番生き残れる方法だと思っています。
なぜなら特定の場所に依存しないで
個人で生きていくことが可能になるからです。
今の時代は残念ながらどんどん画廊は
潰れていって場所自体が無くなりつつあります。
場所がなくなればその場所で買っていた人との
繋がりも消えていくということに
なっていきます。
繋がりが消えれば当然販売もできなく
なっていきすよね。
その点インターネットなどで個人のメディア
を持って、販売等ができるようになれば
時代に関係なくこれからの時代を生き抜く
ことが可能になっていきます。
僕自身もホームページを作っていて
月間アクセスが20万ほどあるので、
そうしたメディアを活かしてアートのビジネス
を行なっています。
個人で影響力を持てる時代であることは
非常にチャンスだということですね。
【絵画・イラストの金額や値段の決める】どれからやればいい?
3つほど紹介しましたがどれからやれば良い
のか分からないという方も当然いるかと
思います。
個人的には今すぐ始められて
これから先も生き残る方法は自分でメディアを
持つ方法かなと思っています。
ホームページ作成自体は今日中に立ち上げだけ
なら出来てしまいますし、
毎日コツコツ構築することで半永久的に
使えるこころ強いツールになります。
僕なんかだと1年以上更新しなくても
自分のことを知らない人が月に15万人も
訪れてくれるという状況が作れています
からね。
作っておいて損はないんじゃないかなと
思っています。
まとめ
今回は
絵の値段の付け方というところから
掘り下げて、
販売するためにできることについても
お話ししてきました。
是非参考になればと思います。
では今日はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
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