今回は、
「近江商人の十教訓から学ぶ
常にプレゼントをする画家の意識」
というテーマでお話ししていこうと思います。
あなたは、
この近江商人という存在を知っています
でしょうか?
近江商人は昔(中世〜)に活躍した
近江地方の商人のことです。
彼らの商売に対する考え方は翻訳されていて、
今でも多くのビジネスの教訓とされている
くらい重要なものです。
①三方よし
②商売10訓
この2つは結構有名で書籍などでも
語られていますね。
色々な考え方が紹介されていて、
全てを紹介すると非常に長くなって
しまいますので、
今回はその中の1つに絞ってお話を
していこうと思います。
僕もこうした話を参考にして実際に絵の仕事
で売り上げを上げることができています。
あなたもきっと参考にすることで
お仕事のお役に立つはずなので是非
聞いてもらえればと思います。
では早速始めていきましょう!
目次
【近江商人の十訓】紙一枚でも景品はお客を喜ばせばる
つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ
近江商人の商売十訓の中で
今回紹介したいのが、
「紙一枚でも景品はお客を喜ばせばる
つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ」
この教訓です。
これは結構重要かつ、
売り上げに左右する教訓だと思います。
つまり相手にあげられるものはとにかく
あげていこうという考え方です。
多くの絵の仕事がうまくいかないと
言っている人は、
ここを理解して行動するということが
出来ていません。
自分という存在が相手に何を与えられるのか?
という思考回路ともいえます。
この考え方を解き明かしながら、
僕たち絵描きに何ができるのか?ということを
掘り下げてお話ししていきます。
【近江商人の十訓】参考例①
ブログでプレゼント
近江商人の十訓の1つを紹介しましたが
この考え方は僕たちも普通に実行する
ことができます。
例えば僕が実際に行なっていることの1つに
ブログで無料プレゼントをする、
というものがあります。
時期によって内容は多少変わりますが、
僕はブログで無料でプレゼントを行なって
います。
画材について書いた電子書籍や、
動画で絵の描き方を撮影してお渡ししたりなど
ですね。
相手からは一銭も貰ってはいませんが
時間や経費を使って作ったものを無料で
渡しています。
僕はこれを「GIVEの精神」と呼んで、
大事な考え方として意識しています。
このようにまず自分が相手にとって何が
出来るか?を考えることが、
最終的に絵の仕事の売り上げを上げることにも
繋がっているんです。
何故なら相手にとって自分ができることを
徹底することで、
信頼や関係を作ることが出来るからです。
これはものすごく本質的な考えですが、
お金を稼ぎたい!という考えが先行する人は
相手に何も与えてないのに、
「絵を買ってください!」
「僕の教室に入ってください!」
と要求ばかりしてしまいます。
これだと絵の仕事は絶対にうまくいきません。
【近江商人の十訓】参考例②
商品販売でもプレゼント
次に商品販売でもプレゼントを意識しよう
という話です。
ブログで無料でプレゼントしていくという方法
を僕は取っていますが、
商品販売でもプレゼントを行うとさらに
相手に喜んでもらえます。
つまり「ただの販売」にしないということです。
ただの販売というのは、
自分が売りたいものを売って終わり!
という販売ですね。
常に相手に何か更に与えることは出来ないかな?
と考えることが大事です。
例えば絵の販売でも、
普通に絵だけ売るのでなく何かさらに
価値をつけられないかと考えます。
もし額が付いていないのであれば
額を付けてあげても良いでしょう。
もしあなたの絵を買ってくれる人が、
あなたの別の絵が好きなのであれば、
ポストカードも付けてあげても良いでしょう。
もし絵を勉強したい人が買ってくれるのであれば
絵を教える機会を付けてあげても良いと
思います。
これは何が正解というのではなく、
アイデア次第でなんでも良いのです。
相手が喜んでくれて笑顔につながれば
良いんです。
相手が喜んでくれればその方とも
さらに長いお付き合いが出来ると思います。
買ってくれたからそれでバイバイ!という
商売は良くないということです。
【近江商人の十訓】参考例③
展覧会でプレゼント
プレゼントは常に明確で有形なものでないと
いけないということはありません。
体験や経験もプレゼントすることが
出来ます。
例えば展覧会で、
あなたが直に作品の解説をするということも
相手にとっては価値のある体験になるかも
しれません。
普段作者の直接の解説を聞ける機会をいうのは
そこまで多くないと思います。
なのでそうしたこともプレゼントに
なったりします。
あなたがブログやメルマガなどを発信
しているのであれば、
特に興味を持ってくれると思います。
【近江商人の十訓】売る前のお世辞より売った後の奉仕、
これこそ永遠の客をつくる
ここまでで近江商人の十訓の1つである、
「紙一枚でも景品はお客を喜ばせばる
つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ」
という考え方についてお話ししました。
大事な考え方なので参考になると嬉しいです。
僕も毎日メルマガ書いていて
「お金にならないのに大変ですね」
と言われることがあります。
ただお金にならなくとも大切なことは
あるんですよね。
それをこの教訓から学べると思います。
今回はおまけで、
もう1つの教訓もお伝えします。
それが、
「売る前のお世辞より売った後の奉仕、
これこそ永遠の客をつくる」
というものです。
これは僕みたいに絵画教室などの絵の仕事
をやる人は特に参考になる話かもしれません。
【近江商人の十訓】アフターフォローを全力で行う
「売る前のお世辞より売った後の奉仕、
これこそ永遠の客をつくる」
この教訓はアフターフォローを全力で
行いましょう、という教訓です。
商品を買ってもらった後に
出来ることはあるはずですよ、
ということですね。
これは教えるタイプの絵の仕事をする際に
かなり参考になります。
例えば僕であればオンライン通信の絵画教室
を運営しています。
絵の上達に悩んでいる人や、
絵の描き方を学びたい人向けに開校して
います。
こういう仕事だと質疑応答が大事になり、
それがアフターフォローの部分の当たります。
僕の方にも色々な質問が来ますが、
なるべく的確に、なるべく迅速にお返事
するように心がけています。
できればその日のうちに。
少なくとも2日以内に、という感じです。
今の所メールの返信等はすべて僕1人で
やっているので、
質問が重なると結構大変ですがこれも大事な
考え方の1つだと思います。
といっても僕は有料の絵画教室だけでなく
無料のメルマガから来る質問にも返信を
ほぼ必ずしているので、
教訓の「売った後の奉仕」ではないかも
しれませんが・・・。
近江商人の十訓まとめ
さて今回は近江商人の教訓を参考にしながら
解説をしてきました。
「紙一枚でも景品はお客を喜ばせばる
つけてあげるもののないとき笑顔を景品にせよ」
「売る前のお世辞より売った後の奉仕、
これこそ永遠の客をつくる」
この2つの教訓です。
現代のビジネスにもそのまま活かせる
普遍的な考えだと思います。
ほかの教訓もかなり素晴らしくて紹介したい
のですが、
あまりに長くなるので今回はここら辺に
しておきますね。
では今回はここまで。
今日も元気に頑張っていきましょう!
ではでは!
✅電子書籍「絵の仕事で生活するためのロードマップガイド」
✅ビデオ講座「アクリル画技法無料講座」